第3世代「XDシリーズ」

アバンギャルドのDSP/サブウーファー搭載スピーカー「UNO XD」の進化度を検証する

鈴木 裕

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2017年02月03日
ドイツのハイエンドスピーカーブランド「Avantgarde(アバンギャルド)」は、独自のホーンシステムで多くのマニアを魅了してきた。今回、ウーファーの強化と共にホーンドライバーが進化した、デジタルプロセッサー搭載の新世代モデル「XDシリーズ」を登場させ、ラインナップを一新。経験値と意欲的な技術の融合により誕生した「UNO XD」の進化度を実力を集中レポートする。

Avantgarde「UNO XD」¥3,700,000(ペア・税別/写真はタイガーローズウッド)

標準色(艶消しホワイト/ブラック)は¥3,500,000(ペア・税別)、ゼブラーノは¥3,700,000(ペア・税別)

本機のポジショニング
ドイツで1991年にスタートし、G2を経て最新のXDがついに登場


アバンギャルド・アコースティック社はドイツのスピーカーメーカー。その目指しているところは明解で「今日望みうる最高峰のスピーカーを作ること」と主宰者であるホルガー・フロムは語っている。

1991年にスタートし、その後Generation2(第2世代)に進化。そして誕生から四半世紀にあたる2016年、第3世代として「XDシリーズ」が登場した。下位モデルから言うと、「UNO XD」、「DUO XD」、「DUO MEZZO XD」、「DUO PRIMO XD」、そして「TRIO CLASSICO XD/TRIO XD」、他3種類の低音用製品といったラインナップだ。

エンクロージャーは4色。右から標準色の艶消しホワイト/艶消しブラック、オプションでタイガーローズウッド/ゼブラーノも用意する

XDシリーズの進化ポイントと新技術
ウーファー部が大きな変化を遂げ、デジタルプロセッサーも搭載


外観でも分かる変化の1番目は、サブウーファー領域のエレクトロニクスだ。「XD-1000」と名付けられたパワーモジュールで、これは2×500Wのパワーアンプ部とデジタルサウンドプロセッサーから構成される。入力はスピーカー端子、XLR端子から選択。トランス受けをしているという。

本機の背面部。XD-1000アンプは高度なDSPによるデジタルクロスオーバーネットワークを搭載し、高精度な周波数コントロールを可能とする

DSP部はクロスオーバー周波数、遮断のスロープ、肩特性(リンクウィッツ、バターワース、ベッセル等)、そして10バンドのパラメトリックイコライザー機能を持っている。操作は本体のディスプレイの他、パソコンでも設定が可能。この時はLANケーブルとUSBケーブルの接続から選ぶこともできる。

位相やインパルス特性の悪化など、アナログフィルターの問題点もクリア。音質調整などパソコンでも設定が可能

そして、ミッドレンジとトゥイーターのドライバーユニットも変更されている。これはスフェリカルホーンと組み合わせることが前提なので、あらためてこのホーンの優位性について紹介してみよう。

独自のスフェリカルホーンで、パワーアンプに優しい設計

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