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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第126回】最新“2強”ハイレゾ再生アプリ「HF Player」と「Ne Player」機能比較まとめ

2015/05/29 高橋敦
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■どちらを選ぶ? オンキヨー「HF Player」&ラディウス「Ne Player」徹底比較!

スマートフォンとデジタル接続対応ポータブルヘッドホンアンプを組み合わせたシステムは、ポータブルにおいての高音質再生システムおよびハイレゾ対応システムとして一定の存在感を得ている。二段重ね運用ではあるが、うち一段は普段から持ち歩かざるを得ないスマートフォンであるので、荷物の増加としてはポタアンだけで済むと言えなくはないことも利点だろう。

こんな運用スタイル。写真はiPhone 6とOPPO「HA-2」

LightningでiPhone、USB OTGでAndroidスマートフォンとケーブル1本で直結できるポタアンに注目が集まるのはそういったニーズもあってこそかと思う。しかし、そのシステムの実現にはもうひとつの立役者がいることを見落とせない。スマートフォン用のハイレゾ対応再生アプリだ。

大半のスマートフォンはそれ自体、標準搭載の音楽再生アプリではFLACや96kHz/24bit以上やDSDの再生に対応していない。そこでハイレゾ音源をハイレゾ再生するには、それらに対応した再生アプリを別途に導入する必要がある。便利アクセサリーとか音質向上アイテムとかではなく、このシステムにおいての完全なる必需品だ。これは主役として扱うに値する!

ということで今回はスマートフォン用のハイレゾ対応再生アプリを紹介するが、最有力と言えるふたつのアプリに焦点を絞ろう。オンキヨー「HF Player」とラディウス「Ne Player」だ。

HF Player再生画面

Ne Player再生画面

この分野は長らく、信頼あるオーディオメーカーからいち早く投入されながら他社製品との組み合わせにも問題なく、継続的なアップデートで安定性と機能を磨いてきた「HF Player」だけが一歩抜けていた状況だった。しかし先日のiOS版追加と機能強化によって「Ne Player」も肉薄。「ハイレゾ再生アプリ、どっちにしようかな」と迷える状況がやっとやってきた。

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