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<山本敦のAV進化論 第37回>

古びたMacBookをDIYで復活! SSD化して音楽再生専用機として使ってみた

公開日 2014/12/25 16:43 山本 敦
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JetDrive 500のパッケージには、対応するMacに合わせたドライバーや、取り外したSSDを収納するケースが含まれているのでSSD交換が非常に手軽にできるようになっている。交換方法の手順は同社のサイトにも動画で紹介されている。ただし、こちらはMac OS 10.7以降から使えるようになった復元モードを基本とした交換手順だ。筆者のMacBook Airは普段の原稿執筆や写真の整理など仕事で使っていたものだったので、「革新よりも安定動作」を優先して、OSは購入時のMac OS 10.6のままだった。そのため復元モードが使えず、今回は先にSSDの換装を行ってから、新しいSSDにMac OSを新規インストールして、その後に移行アシスタントを使って元のSSDからシステムをコピーするという方法を選んだ。もっと良いやり方は他にもあったかもしれないが、今回はこの方法で何とか成功したことをここに記しておきたいと思う。

SSDを入れたらケースを閉じる

最初に、本体背面に10箇所でとめてある星形のネジをペンタローブドライバーで取り外す。こちらも長さの違うネジが混ざっているので、デスクの上をキレイに片付けて白い紙を敷き、その上に後から戻しやすいよう位置を揃えてネジを並べておいた。

1.2mmのペンタローブスクリューが採用されている

Airのネジも10点止め

裏面パネルを開けると、中央にスティックタイプのSSDがあるので、こちらを固定しているプラスのネジをドライバーで外す。そこにSSDを新たに付け替えるだけと手順はとても簡単。パネルを元に戻して手作業の部分は完了した。

リアパネルを開けたところ。センター上側に見えるのがSSD

SSDはT5のヘクスローブドライバーを使って取り外す


トランセンドのSSDを装着したところ

付属のケースに元のSSDを装着


新しいSSDにインストールUSBを使ってMac OSを入れる
MacBook Airに付属するUSBメモリータイプのインストーラーをMacに装着して、キーボードの「C」を押しながら本体を起動。手順に従ってMac OSをインストールしていく。OSのインストールが完了したら、ソフトウェアアップデートでOSを最新のバージョンに上げておく。その後、JetDriveのパッケージに付属するケースに元のSSDを入れて、USBケーブルでMac本体につないでUSBから起動。移行アシスタントを使ってシステムを新しいSSDに移してコピー作業も一通り無事に済んだ。

PCの本体にUSBケーブルで接続する


本体を起動してアプリケーション>ユーティリティ>移行アシスタントを選択


USB接続したSSDを選択して、新しいSSDにユーザー設定やアプリケーションなどの情報を移行する

データの移行は30分ほどで完了した

SSDからSSDへの換装なので、動作スピードの面では大きな変化はないようだが、やはりストレージが大きくなると色々な作業がとても快適だ。USB-DACで音楽を聴く時も、本体のSSDにある程度無造作にハイレゾ音源を入れておけるので、PCを持ち歩いて外出先でリスニングする際にだいぶ楽に感じられるようになった。

前のSSDのデータを移行してもまだ180GB以上空き領域が確保されている。これは快適だ

以上、今回はSSD交換によるMacBookの音楽再生を中心とした再活用のススメをご紹介してみた。ぜひ冬休みの合間の時間にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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