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<山本敦のAV進化論 第37回>

古びたMacBookをDIYで復活! SSD化して音楽再生専用機として使ってみた

公開日 2014/12/25 16:43 山本 敦
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続いて「復元」のタブを選択。「ソース」にはUSB接続しているHDDを選び、「復元先」を本体のSSDに設定する。これで準備が整ったので、「復元」を選択してしばらく待つと、SSDにHDDのデータがコピーされる。作業が完了したら本体のシステムを終了して、USB接続しているHDDを外して起動したところ、元のシステム環境が無事にSSDにコピーされた状態で立ち上がってくれた。

空のSSDにMac OSをインストール。終了後はインターネットにつないでOS 10.9の最新バージョンに上げておく

キーボードのCommand+Rを押しながら起動してディスクユーティリティを選択する

■音楽再生環境のクオリティアップに確かな手応え

換装を終えて、無事OSもアプリケーションも起動した。SSDに交換すると操作がかなり機微になるとは聞いていたが、実際にOSの起動や、アドビのフォトショップなど処理に負担のかかる画像編集ソフトは、立ち上がりのスピードや画像編集作業のレスポンスが体感でわかるほどに向上した。

交換作業を前後、HDDとSSDのそれぞれの状態で、TEACのDAC内蔵プリメイン「AI-301DA」とブックシェルフスピーカー「LS-301」を用意してハイレゾ再生の音を聴き比べてみた。再生されるサウンドそのものには正直言って大きな変わり様は無いと感じたのだが、以前は再生を始めるとHDDと冷却ファンの回転音がうるさく感じられていたのに対し、SSDに交換してからかなり静かになったのが嬉しい。その点で全体的なリスニング環境の品質を大きくクオリティアップできた満足感は十分に得られた。

TEACのシステムで換装前後の音を比較してみた


■勢いづいてMacBook AirのSSDも換えてみた

この際なので、こちらも3年半近く使い込んでいる「MacBook Air 2010 Late」のSSDも交換してみることを決意した。選んだ製品はトランセンドから発売されている「JetDrive 500」である。本機のSSDは先に紹介したMacBook Proのものと本体、コネクタの形状ともに異なっているが、トランセンドのJetDriveシリーズはMacBook AirとMacBook Pro Retinaシリーズの多くのモデルに対応するSSDとして定番の高信頼モデルだ。「JetDrive 500」はLate 2010、Mid 2011のMacBook Air 13/11インチをサポートしている。容量は240GB/480GB/960GBの3サイズ。今回は手始めに240GBのモデルを選んだ。本稿執筆の12月中旬時点ではアマゾンなどのオンラインショップでは21,800円(税込)で販売されていた。

続いてMacBook Air 2010 LateのSSD交換を実践してみた

Transcendの「JetDrive 500」

筆者のMacBook Airは最初期のモデルだが、購入時にストレージをBTOで上げなかったので64GBという極小サイズのままだ。フォトショップやMSオフィスなどストレージ領域を結構使うアプリケーションが入っているので、作成した書類データをいくら外付けHDDに待避させても、内蔵ストレージの残量は常に6GB前後という危機的な状態だ。アプリケーションは一応問題なく動作するのだが、これではハイレゾ音源のダウンロードすら快適にできない、ということで思い切って交換してみることにした。

パッケージに同梱されいるセット一式

USB3.0に対応している

次ページストレージが大きくなると色々な作業がとても快適

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