<新連載>山本敦のAV進化論 第1回

ソニーBDレコーダー新機能「リモート視聴」の使い勝手・画質を早速試す

山本 敦

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2014年03月26日

「外からどこでも視聴」機能を快適に使うためには、レコーダーのタスクが空いている方が望ましい。録画番組が多くストックされている方がリモート視聴も充実するが、一方で「おまかせ・まる録」を走らせ過ぎると、「外からどこでも視聴」を使う際の妨げになるので悩ましいところだ。「外からどこでも視聴」専用のチューナーとトランスコーダーのセットがレコーダーに搭載されていたら、より便利に使えるはずだ。

他にも、BDダビングやスカパー!プレミアムサービスLink録画など他のネットワーク機能とは同時に使用ができない。また「ワイヤレスおでかけ転送」の実行中は「家じゅうどこでも視聴」が使えなくなる。


■4月下旬にはiPhone/iPad対応やさらなる機能追加も予定



「外からどこでも視聴」機能そのものはそれほど強い"未来感”を感じることはなく、ようやく時代のニーズに家電機器が追いついてきたという実感だ。とはいえ、様々なアプリに分散していたテレビ/レコーダーの機能が「TV SideView」に一本化された利便性は大きく、スマートフォン自体がテレビやレコーダーにますます近づいたことを強く実感した。また、実際に使ってみると改めてリモート視聴の便利さがしみじみと感じられ、「ソニーのレコーダーを選んでおいて良かった」と実感したことも報告しておきたい。

Xperia Z1で視聴した画質も十分に満足度が高い。街中で利用する分には360Pの画質設定で見るのが一番実用性が高そうだが、ドラマやスポーツ番組など、ある程度よい画質で楽しみたいコンテンツにも十分使えるレベルだと思う。

なお、ソフトバンクBBの「エリアフリーTV」もWi-Fi経由でライブ視聴やUSB-HDDヘの録画番組のリモート視聴ができる製品だが、以前に本機を試した際には通信エラーやノイズが頻繁に発生し、落ち着いて視聴することが難しかった。その点、LTE/3Gの携帯回線を通して見られる安定感は「外からどこでも視聴」のメリットと言えるだろう。安定感が高い反面、LTEの場合は通信容量の制限がネックになるが、今回紹介した通信速度制限無しのWiMAXルーターが良い解決策になりそうだ。

今回はAndroid版からのスタートだったが、iPhone/iPadでの使い勝手も気になるところだ。アップデート時には録画番組リストのフィルタリングやソートなど検索機能が強化されるという。他にも「CHAN-TORU」で利用できた、外出先からのレコーダー内録画タイトルの管理機能についても、「TV SideView」から複数タイトルを選んで削除できる機能が追加が予定されている。近い将来にはnasneとの連携もありそうだ。

「全録」とはまたひと味違った方向性で、忙しい現代人がテレビの楽しさを再発見する機能を実現したソニーの「外からどこでも視聴」は、多くの人々に歓迎されるはずだ。これから発売されるソニー製レコーダーで、さらに機能がブラッシュアップされることを期待したい。またパナソニックをはじめ、他社のBDレコーダーにも同様のリモート視聴機能が搭載されていくのか、今後も注目が集まるだろう。

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