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【レビュー】「iOS 7」AV機能の進化・変化を総チェック!

公開日 2013/09/19 10:56 高橋 敦
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他に細かなところでは、「グリッド」表示が従来は画面上部の「オプション」からの選択だったところを、今回からは「設定」アプリでの選択に変更されている。インターフェース再設計の結果、この設定を配置するのに適当な場所がなくなったのだろうか。グリッドのオンオフを頻繁に切り替える方にとってはちょっと使いにくくなった部分だ。

機能アップであると同時に、しかし使い勝手の面では微妙な変更とも言える部分がもうひとつある。

iPhone 5sのカメラの新機能として紹介された「バーストモード」に似た連写機能がiPhone 5でも実現されている(他機種では未確認)。シャッターボタンをタップしたままプレスしていると連写モードが始まる機能だ。猫や子供など動きのある被写体を狙う場合に便利。

iPhone 5sにおけるバーストモードは、「A7チップに内蔵される画像信号プロセッサとセンサーの高速さで実現された」とアップルでは説明している。それと似た連写機能がiPhone 5にも提供された。連写速度やベストショットの分析機能などで5sに及ばないが、嬉しい誤算ではある。

ただ使い勝手の面では難もある。

iPhoneのカメラの使いこなしの基本テクニックのひとつに「シャッターボタンは触れた瞬間ではなく指を離した瞬間に反応するので、シャッターをタップしたままにしてiPhoneをじっくり静止させてから指を離すことで手ブレを少なくできる」というものがある。活用している方も多いだろう。

ところがiOS 7では指をシャッターに触れたままにしていると連写が始まってしまう。そして連写モードをオフにする設定が見当たらない。連写が始まるまでの猶予は体感的には1秒強くらいなので、前述のシャッターテクニックはその間の中でしか使えなくなってしまった(ただし5sの場合はセンサーの高感度化+レンズの明るさ+手ブレ補正で、そもそも手ブレが起きにくくなっているはずだ)。※記事初出時、「iPhone 5でもバーストモードが使用できると記載していましたが、これは誤りでした。お詫びして訂正致します。

次ページより写真が見やすく。「写真」アプリも大幅刷新

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