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【レビュー】「iOS 7」AV機能の進化・変化を総チェック!

公開日 2013/09/19 10:56 高橋 敦
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「ボイスメモ」アプリも強化

いわゆるスキューモーフィックデザイン(現実のモノを模したデザイン)の最たるものだった「ボイスメモ」アプリは、スキューモーフィックデザインが廃されたことで別物と化した。これも見てもらえればすぐにわかるだろう。

またそのおかげもあって、使い勝手と機能の面もかなり強化されている。

iOS 6の「ボイスメモ」はビンテージマイクを模したデザイン。わかりやすくはあった

iOS 7の「ボイスメモ」はオーディオ録音アプリっぽい波形表示に生まれ変わった。録音中は波形が動くので録音中であることがわかりやすい


録音終了時にメモに名前を付けられるようになった。これであとからの作業時にわかりやすくなる

新たに簡易ながらオーディオ編集機能も搭載。トリミング(部分切り出し編集)を行える

毎度おなじみ「iTunes Store」はほぼそのまま

ユーザーにとってもAppleにとっても重要なアプリでありながらも最後での紹介としたのは「iTunes Store」。なぜかというと、このアプリはほとんど変化がないからだ。元々このアプリはiTunes Storeへの窓口というかブラウザのようなものなので、インターフェースに大きな変更があるとしたら、iOSのアップデートとは関係なく、iTunes Storeのアップデートに合わせて行われるということだろう。

iOS 6での「iTunes」アプリ。けっこう最近に一新されたのであまり古びた感じもしない

iOS 7での「iTunes」アプリ。iOS 7流に調整はされているが、レイアウトに変更はない

しかし、iOS 7単体で利用できる機能ではないが、iPhone 5sに搭載される指紋認証センサー「Touch ID」との連携によって、利便性の面ではひとつ大きな進歩が見られる。iTunes StoreとApp Storeの支払い時の認証を、指紋認証で行えるようになるというのだ。

話はずれるがこの「Touch ID」、Appleが本気で推してくるのならば(もちろん本気だろう)、いずれiPadやMacにも搭載してくるだろう。その際にはiOSにもマルチアカウント機能を搭載して、「家族で使っているiPadを指紋認証でロックを解除すると自動的に家族それぞれのアカウントに切り替わる」といったことも可能になるかもしれない。



ということでiOS 7のAV機能を、iOS 6との比較を中心に紹介させていただいた。連写モードをオフにできないといった程度の気になる箇所はあるが、おおよそ良い方向に進化したと感じられる。もちろんAppleはこれを出発点にアップデートで細部の完成度をさらに高めてくるはずなので、さらに期待しておきたい。


高橋敦 TAKAHASHI,Atsushi
趣味も仕事も文章作成。仕事としての文章作成はオーディオ関連が主。他の趣味は読書、音楽鑑賞、アニメ鑑賞、映画鑑賞、エレクトリック・ギターの演奏と整備、猫の溺愛など。趣味を仕事に生かし仕事を趣味に生かして日々活動中。

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