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映像エンジン「X-Reality」搭載の効果は?

【レビュー】“BRAVIA画質を手に入れた”「VAIO Lシリーズ」の画質を一条真人が速攻チェック

2012/06/04 一条真人
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ソニーのパソコン“VAIO”のなかでも、テレビチューナーを搭載しハイビジョン動画の編集もこなせるハイパフォーマンスを持つのが「Lシリーズ」(関連ニュース)。そのLシリーズに今年も新モデルが登場した。

前モデルから、パソコン機能とは独立したTVチューナーを搭載する「スグつくTV」機能を搭載。PCが電源オフの状態からでも、すぐにテレビが見られるようにしたわけだが、今回のモデルではさらにAV機能を進化させている。

1つは前モデルではアクティブシャッター方式の3Dメガネを使わないと3Dコンテンツを視聴できなかったのが、裸眼で視聴できる「グラスレス3D」機能を搭載したこと。

そして、もう1つが“BRAVIA”テクノロジーを導入したことだ。BRAVIAの高画質エンジン「X-Reality」を搭載したことで、画質がBRAVIAレベルに向上しているという。今回は、このX-Realityで向上した画質と、進化した使い勝手を中心に検証してみた。

VAIO Lシリーズ

X-Reality

■映像処理はどう変わった?

VAIO Lシリーズは2系統のテレビ機能を搭載している。それはWindows上で動作するテレビ視聴録画管理ソフト「Gigapocket」で動作するものと、Windowsを起動しなくても使える「スグつくTV」だ。

前機種ではこのGigapocketとスグつくTVの2つの系統のテレビ機能で別々に映像処理が行われ、切り替え機能は2つの出力を単に切り替えるだけで行われていた。そのため、スグつくTVの画質がGIGA Pocket Digitalよりもやや派手めの発色となり、2つのテレビ機能で画質傾向が変わるようになってしまっていた。

これに対して、今回の新モデルではWindows、スグつくTV、そして、HDMI入力の3つの入力をBRAVIAエンジンを通して高画質化してから出力するように改善された。これによって、以前のように2つのテレビ機能で画質傾向が異なるのではなく、共通の画質で視聴できるようになったわけだ。

注目すべきなのは、パソコンからの映像処理が、Gigapocketだけでなく、すべての出力においてBRAVIAエンジンで処理されているということ。これによって、テレビ視聴や録画再生だけでなく、デジカメ画像を見たり、ネット動画を見たりする場合でも高画質化されることになった。

キーボードは前モデルと同じアイソレーテッドだが、横幅がより狭くなり、コンパクト化している。マウスも細くなっている

UIの変化に伴い、ホームボタンが追加されたほか、カーソル周辺のキー配置が大きく変わったリモコン

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