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CES2009レポート

<パナソニック>次世代ディスプレイ技術を始め注目展示が多数 - ポータブルBDプレーヤーも登場

公開日 2009/01/09 20:07 Phile-web編集部・伊藤
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■世界初のポータブルBDプレーヤーが登場

BDプレーヤーの新製品は「DMP-BD80」「DMP-BD60」とVHS+BDプレーヤー「DMP-BD70V」の3機種。BD80が399ドル、BD60が299ドル、70Vが447ドルで発売される。全モデルがVIERA CASTに対応。USB端子、SDカードスロットを装備しAVCHD/MPEG2/JPEG/MP3などの再生が可能だ。BD-LIVEにも対応している。

BDプレーヤーと4本のスピーカーで構成されるワイヤレスオーディオシステム「SC-ZT1」。今年前半に北米で発売される。日本での発売は未定だ

世界初のポータブルBDプレーヤー「BMP-15」は今年の春から夏にかけて北米で発売される予定。日本で発売するかどうかは未定だという。8.9インチのWSVGA液晶パネルを搭載した本機は通常のソフト再生のほか、SDメモリーカードスロットを装備し、ビデオカメラやデジカメで撮影した映像を簡単に再生できる。AVCHDで記録したデータの再生にも対応している。またイーサネット端子も装備し、VIERA CASTの視聴も行える。BD-LIVEのほか、Deep Color、x.v.Colorにも対応する。

ポータブルBDプレーヤー「BMP-15」。大きさを名刺と比べてみた

SDカードスロットやHDMIを装備する

そのほか、3MOSシステム搭載のAVCHD対応ビデオカメラ「HDC-HS300」や、デジタル一眼“LUMIX“G1”など既に日本で発売されている製品が並ぶ。会場内には自由に新製品を触れることができるコーナーが多く設置され、熱心に操作する来場者が目立った。

日本で既発売のG1モデルも登場

こちらはインナーイヤホンとしては世界で初めて高硬度素材ジルコニアをハウジングとスピーカープレートに採用したカナル型イヤホンの最上位モデル「RP-HJE900」。同じ型番で既に日本で発売されている

■ラスベガスでも大好評のフルHD 3Dシアター

ブース内にはビエラリンクやWireless HDのデモコーナーを設けライフスタイルの提案を行っていたパナソニックだが、3D HDシアターシステムについても強くアピールしていた(折原一也氏の関連レポート)。会場には103インチPDPとBDプレーヤーによるシアターを設置し、フルHD 3Dを体験することができる。日本では昨年のCEATEC2008でもデモが行われたが、3Dの本場、アメリカでは本デモの一般向け公開は今回が初めて。

フルHD 3Dシアターのデモスペースは2部屋用意されている

CEATECでは大変な人気で惜しくも入場できなかったため、今回は早い時間に整理券を手に入れて体験してきた。回によってデモ内容は変わるとのことだが、約20分の間に映画やスポーツ、アニメなど様々な映像を楽しむことができる。特に印象的だったのは、北京五輪の開会式の映像。CEATECのレポートでも鈴木桂水氏が述べているが(関連ニュース)、スタジアムの立体感が非常にリアル。大勢の演者と観客で埋め尽くされた会場の熱気が伝わってきて、開会式を疑似体験したような気持ちになった。上映中の来場者の反応も上々で、家庭での3Dの普及活動を本格的にスタートさせた同社の今後の展開が楽しみだ。

フルHD 3Dシアターのデモ

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