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日本はエコポイントの影響で前年同期比62%増

ディスプレイサーチ、第3四半期の世界テレビシェアを発表 − 台数比率で新興国が先進国を逆転

2010/12/02 ファイル・ウェブ編集部
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メーカー別シェア
米ディスプレイサーチは、2010年第3四半期の薄型テレビの出荷状況を発表。台数比率で新興国が先進国を初めて逆転したことなどを明らかにした。

グローバル出荷台数の伸びは、前年同期比26%増だった2010年第2四半期(関連ニュース)から鈍り、今期は9%増。西ヨーロッパと北米でのワールドカップによるテレビ需要が期待されていたほどでなかったことに加え、中国でも出荷台数の伸びが鈍くなったという。

ただし、エコポイントなどの影響があった日本では前年同期比62%増の出荷を達成。前年同期比56%増だった第2四半期の伸びをさらに上回った。

そして、東ヨーロッパ、中国、アジア太平洋地域、南米、中東、アフリカの各新興国における出荷台数が初めて先進国を上回った。より低価格な製品が増えたこと、貧困層世帯にもテレビが浸透したことが大きいとしている。今年第3四半期までを通じて、新興国での出荷台数の伸びは少なくとも先進国の2倍以上だという。

グローバルのブランド別シェアでは、サムスンが21.6%で1位。LG電子が13.5%で2位、ソニーが11.8%で3位に続く結果となった。また、4位は9.1%を獲得したパナソニックで、5位は8.0%を獲得したシャープ。上位4社は第2四半期からパーセンテージを落としたのに対し、両社はシェアを拡大させている。

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