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シャープ、フルHDに対応した新フラグシップDLPプロジェクター「XV-Z21000」を発売

公開日 2006/08/07 17:41
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XV-Z21000
シャープ(株)は、フルハイビジョン表示に対応したDLPプロジェクター「XV-Z21000」を10月1日より発売する。価格は1,312,500円(税込)。

本機は、2003年11月に発売した「XV-Z11000」の後継機。テキサス・インスツルメンツ社が新開発したDLPチップ「.95 1080p」を搭載することで、1,920×1080ドットのフルハイビジョン表示が可能となった。


TIのフルHDチップを採用

アイリスは照明系と投映系に装備

バックライト付きの付属リモコン
新開発の光学エンジンには、照明系と投映系それぞれにアイリス(絞り)を搭載する「電動デュアル・アイリス機構」を採用。アイリスはリモコンで開閉ができ、用途に合わせて高コントラスト/ミドル/高輝度の3モードの選択が可能だ。シーン連動をせずアイリスを固定することで、“ネイティブ・コントラスト”(1フレーム内で表現されるコントラスト)は最大12,000対1を実現している。

画像処理エンジンには同社独自の「CVIC SYSTEM Series III」を採用。フル10bitの映像処理に加え、DLPチップ「.95 1080p」の12bitデジタルガンマ処理との組み合わせにより、高精細なハイビジョン映像の投写が可能となっているという。

レンズは光学1.35倍ズームで、上下2画面分のレンズシフト機能を搭載している。

カラーホイールには、NDフィルタ搭載の7セグメントカラーホイールを採用。従来のRGB×2の6つのフィルタに、より明度の低い緑のフィルタを追加することで、暗部再現性の向上やノイズ成分の低減を実現している。またホイールの回転を5倍速駆動とすることで、カラーブレーキング現象を「目視上でほとんど確認できない」レベルまで低減しているという。


7セグメントの新カラーホイール

カラーマネージメント機能/ガンマポジション機能

詳細なカラー調整項目を用意
映像調整機能では詳細な設定が可能。赤・黄・緑・シアン・青・マゼンダの6つの系統色を、色相・彩度・明度別に独立制御できるカラーマネージメント機能や、赤・緑・青のガンマ・明度階調・暗部階調を独立に調整できるガンマポジション機能を搭載している。また、映像に合わせて選べる5つの映像モードを用意。さらに、各入力別に映像設定を記憶させることができるほか、細かに設定した設定をメモリーに保存することも可能だ。

入力端子部にはHDMI端子を2系統装備している。

【問い合わせ先】
お客様相談センター
TEL/0120-078-178

(Phile-web編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドSHARP
  • 型番XV-Z21000
  • 発売日2006年10月1日
  • 価格¥1,312,500(税込)
【SPEC】●表示デバイス:0.95型 DLPチップ×1枚 ●表示画素数:1,920×1,080ドット ●レンズ:1.35倍手動ズームレンズ F 2.5〜8 f=38.9〜52.4mm ●ランプ:220W ●明るさ:1,000ルーメン(高輝度モード) ●コントラスト比:12,000対1(高コントラストモード) ●投映画面:40〜300型 ●投映距離:40型(1.6〜2.2m)、100型(4.1〜5.5m)、300型(12.4m〜16.7m) ●映像入力端子:コンポジット×1、S×1、5RCA(アナログ色差/RGBHV)×2、DVI-I×1、HDMI×2 ●その他の端子:RS-232C端子、トリガー端子 ●消費電力:最大320W ●外形寸法:475W×172.5H×410.2Dmm(突起部除く) ●質量:約9.5kg