世界に9台のうち、初号機の1台が日本に

フルデジタルによる次世代カッティングマシン、Altphonic Studioに導入。3/15よりマスター作成サービスを開始

2023/02/28 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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アナログレコード制作を行うAltphonic Studio(アルトフォニックスタジオ)は、フルデジタル技術によってアナログレコードのマスター盤を作成できるカッティングマシーンを導入。3月15日よりカッティングマスター作成のサービスを開始する。

Altphonic Studioに導入されたカッティングマシーン

現在日本で使われているほとんどのレコードのカッティングマシーンは、1970年代や80年代に作られた機材をメンテナンスしながら使い続けている。しかし、デジタルデータによる音楽制作が主流になった現代にふさわしい機械の開発が必要という考えから、フルデジタルで管理する新たなカッティングマシーンが製造された。このたび、世界に9台しかないマシーンのうち初号機とされる1台を、Altphonic Studioが日本で初導入したとのこと。

カッティングをデジタル制御して行うことにより、従来アナログレコードが苦手としていた高音や低音の収録も可能となり、広い周波数を収録できるとのこと。また、コンピューター解析により事前に音の完成をシミュレーションできるので、時間の短縮やコスト削減にもつながるとしている。

カッティングマスターを作成できるのは、12インチまたは7インチ用のマスターで、価格は12インチの場合は88,000円(税込)、7インチの場合は44,000円(税込)。マスタリングが必要な場合は、1曲につき別途9,900円の費用が発生する。

■Altphonic Studio
場所:171-0042 東京都豊島区高松2-16-3-204
副都心線、有楽町線「要町」駅 徒歩8分
【問い合わせ先】
アルトフォニックスタジオ お客様相談窓口
TEL:050-3697-7173

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