DDCとしても利用可能

iFi audio、USB/Bluetooth対応の小型DAC「ZEN One Signature」。MQAフルデコードも

公開日 2022/02/16 14:43 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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トップウイングサイバーサウンドグループは、同社が取り扱うイギリスiFi audioの小型USB-DAC/DDC「ZEN One Signature」を発表。発売日は2月24日で、価格は49,500円(税込)。

iFi audio「ZEN ONE Signature」

「ZEN One Signature」は、さまざまなデジタル入出力に対応する「nano iOne」のアイデアをベースに、ZENシリーズ製品として再設計したもの。入力はUSB-typeBのほか、S/PDIF(同軸・光)、Bluetoothに対応。出力は、RCAアナログに加え、4.4mmバランス、S/PDIF同軸のデジタル出力にも対応。DAコンバーターならびにDDCとしても活用できる。

「ZEN ONE Signature」の背面。同軸RCAはin/outの双方に対応する

最大サプリングレートは382kHz/32bitのPCMとDSD256までに対応。PCMとDSDは別の経路をたどり、いずれもネイティブな状態でビットパーフェクトが維持されるという。また最大384kHzまでのMQAのフルデコードもサポートする。

「ZEN ONE Signature」の設置イメージ

ZEN One Signatureには、バーブラウン製のDACチップを独自にカスタマイズして搭載。オーディオデータを処理するXMOSチップは、ローレイテンシーの16コアXMOSマイクロコントローラーによって処理能力を強化。XMOSのファームウェアをプログラムすることで、バーブラウンのDACチップと完璧な組み合わせになるように最適化されているという。

「ZEN ONE Signature」の基板

またGMT(Global Master Timing)フェムト秒精度のクロックと最新世代のインテリジェント・バッファーを用いた、ジッター低減テクノロジーも搭載している。

Bluetooth機能面では、クアルコムの4コアQCC5100シリーズのBluetoothプロセッシングチップを搭載。コーデックはSBC/AAC/aptX/aptX Low Latency/aptX HD/aptX Adaptive/LDAC/HQA/LHDCをサポートする。Bluetooth v5.1に準拠し、ペアリングしたデバイスは最大8台までメモリに保存できる。

高音質のBluetootコーデックにも対応

またバランス回路設計は「すべての回路要素が純粋なパフォーマンスを発揮できるように設計した」としており、PanasonicのOS-CONやElna Silmic IIコンデンサーなど、主要な表面実装部品をハイエンドなものにアップグレード。短くダイレクトな信号経路設計がなされているという。

USBバスパワーでも駆動するが、ACアダプターとして「iPowerII 5V」が標準で付属する。筐体はSingatureシリーズの特徴であるディープスペースブルーで、フロントパネルとリアパネルはダークグレー。操作ボタンはブルーとなっている。サイズは158W×35H×100Dmm、質量は485g。

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