トリプルシールドシステムや重量級プラグ/コネクター採用

ACROLINK、“新しいアプローチと方法論”で開発した最上位電源ケーブル「7N-PC8100 Leggenda」

公開日 2021/11/12 17:06 編集部:成藤 正宣
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(株)アクロジャパンは、同社ACROLINKブランドから、電源ケーブル「7N-PC8100 Leggenda」を11月20日より発売する。価格は437,800円(1.5m/税込)。ケーブルの延長にも対応し、価格は0.5m毎に114,000円(税込)。

「7N-PC8100 Leggenda」

既に生産を完了した「8N-PC8100 Performante」に換わる、同ブランド電源ケーブルの最上位モデル。新規調達が困難な8N銅導体を採用したことで生産数が限られていた従来モデルに対し、本モデルは7N銅導体を採用した通常ラインナップとして展開。その一方、新しいアプローチと方法論を用いることで、従来モデルと“ほぼ同じ境地にあらためて到達した”としている。

3本の芯線にはそれぞれ、ホット/コールド線にD.U.C.C Stressfree 7N Cu、アース線に4N5超軟銅を採用。いずれも素線径0.37mm×50本を適切なテンションで高密度により上げ、独自の高分子ポリオレフィン系樹脂にて被覆している。さらに、電磁波吸収非磁性糸とシルク糸を中心として、2種の制振タングステンとアモルファス含有ポリオレフィンの介在で芯線を一体化、伝送時に発生する自己振動を極小化したとする。

ノイズ対策として、ノイズビートテープ/銅箔テープ/UEW黒・銀メッキ軟銅網組という効果の異なるシールド材を組み合わせたトリプルシールドシステムを採用し、デジタル機器などからの異種ノイズを限りなくゼロ近くまで低減。最外周は耐UV高品質ポリウレタンシースにより仕上げている。

プラグ/コネクターには、従来モデルと同じものを採用。ブレードには音質と剛性に優れたベリリウム銅を採用し、鏡面研磨仕上げの上から高純度肉厚銀メッキとロジウムメッキの2層メッキを施すことで、音質/導電性/耐久性/酸化防止性を高めたとする。

ブレードを支えるシャーシの素材には、高剛性ガラスフィラー入りポリブチレンテレフタレートを採用。ボディは適切な振動モードを持つ特殊樹脂をNC旋盤で削り出し、振動を分散/吸収するスリットを設けている。ほか、ブラックアルマイト仕上げの重量級アルミ削り出しリング、カーボンファイバースリーブ、真鍮などを組み合わせることで、大型かつ重量級のプラグ/コネクターに仕上げている。

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