従来モデルユーザーにはアップグレード対応も

KEF、旗艦スピーカーをさらに強化した「MUON Upgrade」

2016/11/15 編集部:川田菜月
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KEFは、新Uni-Qドライバーを最適化して搭載するなどの最新技術を搭載した「MUON Upgrade」の日本での発売を開始した。価格は21,000,000円(ペア/税抜)。

MUON Upgrade

本機は、フラッグシップスピーカー「MUON」(関連ニュース)のアップグレード版。従来モデルのユーザー向けにアップグレード対応(価格:2,000,000円/税抜)も行うとのこと。

同社のブランド50周年記念モデル「Blade」で新開発したUni-QドライバーをMUON用に合わせて搭載。バッフルの最適化や、筐体にフィットするようアルミニウム・トリムリングを備え、音の回折がスムーズになるよう設計されており、均一に音を拡散できるとしている。

トゥイーターは背面に通気孔を設けた「リア・ベンティッド構造」を採用し歪みを低減するとのこと。また、2層構造の同社独自技術「スティフンド・ドーム」により、全体の剛性向上も図っている。

ドライバー前に配置したタンジェリン・ウエーブガイドにより高域の拡散性能を向上。エンクロージャーの形状と合わせて立体的な音場を再現するとのこと。またドライバーと同軸上に正確に整列することで、ユニット間の音の干渉を排除しつつ点音源を実現するとしている。


ミッドレンジには表面に放射状のリブは、内側部分を補強することで全帯域を通じて正確な動作を実現するという。

周波数特性もバランスを取り直しており、低域は深い低音拡張、中高域はその独特のフォルムと新ドライバーの持つメリットを活かすような再設計を施したとしている。クロスオーバーに施された変更により、群遅延が低減されタイトな低域再生を可能にしたとのこと。

外形寸法/質量は、従来モデル同様に600W×2,000H×380Dmm/115kgとなる。

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