beyerdynamic「AMIRON HOME」にも注目

<ヘッドホン祭>ティアック、USB-DAC搭載プリメイン「AI-503」発売へ

2016/10/22 編集部:風間雄介
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「秋のヘッドホン祭2016」のティアックブースは、独beyerdynamicの新ヘッドホン「AMIRON HOME」が目玉の一つだ。

beyerdynamic「AMIRON HOME」

「AMIRON HOME」はオープン型のダイナミックヘッドホンで、「T90」の後継機として位置づけられるホームリスニング向けのヘッドホンだ。新世代のテスラテクノロジーを採用。再生周波数帯域は5Hz〜40kHzで、ハイレゾロゴマークも取得している。

ヘッドバンド部。ベロア仕上げで触り心地が良い

インピーダンスは250Ωで、T.H.D.は0.05%以下。ケーブルは着脱式で、3mのものが付属する。質量は340g。なお、本機の詳細や発表会の模様については別項でお伝えする。

beyerdynamicではこのほか、開放型のモニターヘッドホン「DT 1990 PRO」も展示。テスラ2.0ドライバーを搭載したモデルで、45mm径のドライバーを搭載している。

beyerdynamic「DT 1990 PRO」

KOSS「PortaPro」の新色も披露された

イヤーパッドについても、音質が異なる2種類のパッドを同梱。「バランスド」は本体に装着済みで、ほかにベロア製の「アナリティカル」を同梱。また軽量なキャリングケースも付属する。

TEACブランドの製品では、Reference 500シリーズの新製品「AI-503」が参考出展されていた。2017年2月頃の発売を見込む。

TEAC「AI-503」。アナログメーターを踏襲

ブラックとシルバーの2色展開になる見込み

UD-503をベースにアンプ部を加え、さらにBluetooth周りなども強化したモデルと位置づけられる。なお参考出展のため、以下に紹介するスペックは変更される可能性もある。

USB-DAC機能はDSD 11.2MHz、PCM384kHz/32bitに対応。DACはAKMの「AK4490」を採用する。入力端子はUSBのほか、同軸デジタル×1、光デジタル×2(前面1/背面1)、RCAアナログ×1、3.5mmステレオ×1。ほかにプリアウト端子も備える。

全体はティアックがこだわりを見せるデュアルモノラル設計で、パワーアンプ回路はICEpower社製のクラスDパワーアンプを搭載。出力は40W+40W(40Ω時)。

Bluetooth機能は、先日発表したReference 7シリーズと同様、LDACやaptXコーデックに対応する。またヘッドホンアンプ部にもこだわり、3.5mm4極のヘッドホン端子を装備。グランド分離出力が行える。

筐体はUD-503などと同様アルミボディで、ボリュームノブもアルミ削り出し。3点支持方式のインシュレーターを装備する予定という。本体カラーはブラックとシルバーの2色。

参考出展していたモデルは3点支持のフットを備えていた

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