エレクトリ取扱い製品が勢揃い

【TIAS】McIntosh初のフォノ・プリ「MP100」や「C2600」。MagicoやHEGELなど多彩な出展

2016/09/30 編集部:小野佳希
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ハイエンドオーディオの各ブランドが集う「2016東京インターナショナルオーディオショウ」が開幕した。エレクトリのブースでは、McIntoshの新たな真空管プリアンプ「C2600」や同ブランド初のフォノ・プリアンプ「MP100」の参考展示などを見ることができる。

C2600

「C2600」は型番から想像できる通り、C2500の後継機。3系統のバランス入力、5系統のアンバランス入力、3系統のバランス/アンバランス出力といったように豊富な入出力を備えるほか、SACD/CDトランスポート「MCT450」と独自のDINデジタルケーブルで接続することでDSD信号のデジタル伝送に対応する。

また、ヘッドホン出力にHXDクロスフィールド機能を採用。これによって「スピーカーを聞いているような前方定位を実現する」としている。価格は98万円(税抜)で、近日中の発売を予定しているとのことだった。

「MP100」は、前述のようにMcIntosh初のフォノ・プリアンプ。ADコンバーターを内蔵し、アナログレコード音源をデジタルに変換し、同軸/光デジタルおよびUSBでデジタル出力できる。

MP100

MCカートリッジ・負荷インピーダンス設定とMMカートリッジ・キャパシタンス設定がフロントパネルのノブで設定可能。年内もしくは2017年始め頃の発売を予定しているという。

さらに、McIntoshでは真空管プリメインアンプの試作機「MA252」も参考展示。こちらは全くのプロトタイプで、「デザインも含めて仕様はまだ固まっていない」とのことだった。

MA252

Magico製品では、「M3」や「S1Mk2」などの新スピーカーを出展。M3の音出しデモに多くの来場者が耳を傾けていた。

Magico「M3」などをデモ

そしてHEGELからは、CDプレーヤー「MOHICAN」や、USB-DAC「HD30」などの新製品を展示。プリメインアンプの新製品「Rost」を2017年に発売予定であることも明かした。Rostは出力が75W+75Wで、予価は40万円(税抜)。

HEGEL「MOHICAN」と「Rost」

また、PASSからはヘッドホンアンプ「HPA-1」や、A級ステレオアンプの試作機「XA-25」なども展示。「HPA-1」は48万円(税抜)で発売する。

そのほかにも、FIRST WATTのステレオ・パワーアンプ「F7」や、UNISON RESEARCHの真空管プリメインアンプ「Sinfonia 25th」、METRONOME TECHNOLOGIEのCDプレーヤー「CD8 Signature」、EMTの真空管フォノEQコントロールセンター「JPA66 MkII」などを出展。多彩なブランドから多種多様な製品が展示されていた。

ATCからは「SCM40White」などを展示

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