150万円の真空管ステレオパワーアンプ「REFERENCE 75SE」も

audio research、DSD 5.6MHz対応DAC内蔵の真空管プリメイン「GSi75」。税抜238万円

2015/10/19 編集部:小野佳希
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ノアは、audio research(オーディオ・リサーチ)ブランドから、最新シリーズ“Galileo Series”のDSD対応DAC内蔵 真空管プリメインアンプ「GSi75」と、最上級ライン“Reference Series”の真空管ステレオパワーアンプ「REFERENCE 75SE」を10月30日より発売する。

GSi75

GSi75 238万円(税抜)

AB級の真空管ステレオプリメインアンプ。「アナログ入力のほかにDSD信号やPCMハイレゾ信号に対応したDACや、入力インピーダンス切り替え可能なフォノステージを内蔵させることで、あらゆる音源に対応する」としている。

背面端子部

DSD 5.6MHzやPCM 384kHz/24bit対応のUSB-DAC機能や、ロード抵抗、ゲインをカートリッジに合わせて切り替え可能なフォノステージを搭載。USB入力がDSDと384kHz/24bitに対応し、同軸と光入力はPCM 96kHz/24bitまでの対応となる。

入力系統はデジタルに上記のUSB、同軸デジタル、光デジタルを1系統ずつ、アナログにRCAアンバランス3系統、フォノ1系統を装備。フォノステージは入力インピーダンス(47K/1K/500/200/100Ω)、ゲイン(High:62dB/Low:45dB)の切り替え式を採用している。

出力段には新型出力管KT150をシングルプッシュプルで使用し、最大出力は75W×2(4-8Ω)。なおドライバー管には6H30を採用している。

KT150は、露TUNG-SOL製の新型出力管で、KT88の次々世代管として誕生したもの。1本あたりのプレート損失(許容電力容量)は一般的なKT88が約35W、その次世代管であるKT120が約60Wのところ、このKT150では約70Wを実現している。

32bitオーディオプロセッサーとしてPCM5142を、DACチップにPCM1792Aを採用。デジタル入力はアップサンプリング/スルーの選択およびデジタルフィルターのfast/slow切り替え機能も備えている。

REFERENCE 75SE 150万円(税抜)

「REFERENCE 75」をブラッシュアップしたAB級の真空管ステレオパワーアンプ。出力管をKT120からKT150へと変更することで、「さらなる瞬発力と余裕が生まれた」としている。

REFERENCE 75SE

このKT150により75W/chのハイパフォーマンスを実現したと説明。J-FETとドライバー管6H30によってローノイズのインプットステージも実現したとしている。

背面端子部

入力はアナログ・バランス(XLR・2番HOT)1系統で、利得は25dB。入力インピーダンスは300KΩ。スピーカー出力端子は4Ω、8Ωに対応し、バナナプラグおよびYラグも使用できる。そのほか、チャンネルごとの出力モニターおよび真空管バイアスモニター用の大型VUメーターを搭載し、メーターの照明にはノイズのないLEDを使用している。

電源および出力トランスには大容量の特注カスタム品を採用。バイアスは真空管の個体差に合わせて手動での微調整が可能で、調整用の工具も付属する。

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