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最先端技術を満載

Technicsのサウンドを体験! プレミアム試聴会@東京 開催レポート

ファイル・ウェブ編集部
2015年01月22日
昨年9月、IFAで再始動が発表されたTechnics(公式サイト)。国内での発売は2月中旬で、いよいよデビューが近づいてきました。そのサウンドをいち早くご体験いただけるイベント「Technics プレミアム試聴会」を、1月17日(土)・18日(日)の両日、パナソニックセンター東京内の「テクニクス リスニングルーム」をメイン会場として開催しました。

東京・有明にある「パナソニックセンター東京」

センター内に「テクニクス リスニングルーム」がある

今回の試聴会は、オーディオアクセサリー誌と当サイトの共催によるもの。Technicsのフラグシップシステム「Referenceシステム」をじっくりご体験いただけるプレミアム試聴会として企画しました。

昨年12月に大阪でプレミアム試聴会を開催し、今回はそれに続く2回目のイベントとなりました。各回12名様が定員で、土曜日に2回、日曜日に2回、計4回で47名様にご参加いただきました。大阪と同様、ほぼ全員の方にご参加いただき、お客様の「Technicsサウンドを体験したい」という熱い想いを感じることができました。

「ブランクがあったからこそ新しい技術にチャレンジできた」

イベントは大きく分けて3部構成としました。まず最初のパートでは、新生Technicsのチーフエンジニアを務める井谷哲也氏が、Technicsのフィロソフィー、採用した最先端のテクノロジー、そしてReferenceシステムの製品プロフィールを解説しました。

Technicsのチーフエンジニアである井谷哲也氏

井谷氏がTechnicsの技術をくわしく解説

井谷氏は新生Technicsのフィロソフィーについて、「当たり前ですが、音質を最優先するのが第一です。そして、音質を突き詰めるためのテクノロジーとデザインを、三位一体として開発しています」と紹介しました。

Technicsのフィロソフィー

それを一言で表した言葉が『Rediscover music』。音楽の魅力を再発見する、そのための最先端テクノロジーを詰め込んだ製品が今回のReferenceシステムなのです。

「今回、Technicsが復活するまでブランクがありましたが、そのブランクがあったからこそ、旧来の常識にとらわれない、新しい発想でシステム開発を行うことができました」。

その新たな発想の大きなポイントが、デジタルアンプ技術を搭載したことです。

「ご存じのように、高級オーディオにおいては、デジタルアンプは必ずしも歓迎されません。いわゆる『デジタルくさい』音というイメージを持たれている方も多いかと思います。ですが今回、我々が長年にわたって蓄積してきたデジタル技術を投入することでそれを克服し、高音質なデジタルアンプを作り出すことができました」と自信を見せました。

具体的には、ジッターを抑制する『JENO デジタルエンジン』や、通常は産業用に用いられ、これまでオーディオ製品への採用例はほぼ無いという、窒化ガリウム(GaN)採用のFETを実用化したことなどをアピールしました。

ジッターを抑えたデジタルアンプ「JENOデジタルエンジン」

高速で低抵抗。理想的なトランジスタ性能を持つ窒化ガリウムを採用

そのほか、ゲインだけでなく位相特性も正確に揃える独自技術「Load Adaptive Phase Calibration(LAPC)」、ネットワークプレーヤーに搭載された数々の高級オーディオパーツなども紹介。通常のNFBなどに対する優位性をくわしく語りました。

ゲインだけでなく位相特性も正確に揃える独自技術「Load Adaptive Phase Calibration」

パワーアンプ「SE-R1」の構造

さらに井谷氏は、製品に込めたこだわりをくわしく解説しました。「Technics開発チームが共有している至上命題は、『とにかく最高の音を追求する』ということ。そのためにコストは度外視して、いまできること全てを詰め込んだのが今回の最上位機、Referenceシステムです」。

Technicsのオーディオシステム開発に携わった技術者の数は、最大時には50名程度にもなったそうで、世界的に見ても非常に大きな規模であることは間違いありません。最先端のテクノロジーで、音楽の魅力を最大限に引き出す。Technics開発チームの強いこだわりが伝わってきました。

ネットワークプレーヤーに搭載されている技術

スピーカー内部の構造

実際のパーツを見ながら開発陣とトークセッション

プレゼンのあとは、お客様に2班に分かれていただきました。6名様がテクニクスリスニングルームでご試聴いただいているあいだ、お待ちいただいている6名様は、Technics開発陣、そして我々編集部員をまじえて歓談させていただき、ご意見をいただいたり、ご質問いただいたり、あるいは直接意見をぶつけたりなど、様々なコメントを活発に頂戴しました。



ご参加いただいた方々のテーブルの上には、Referenceシステムに実際に搭載されたRコアトランスやアナログオーディオ回路、GaN-FETなどのパーツが置かれ、手にとって順に回していただきながら、こだわりポイントを開発者自らが解説しました。特にRコアトランスの重量(約9kg)と、その存在感に驚かれる方が多かった印象です。

Referenceシステムに搭載されているパーツ

またお客様からは、「国産でハイエンドオーディオにもう一度挑戦するという心意気に感動した。ぜひ、ずっと続けて欲しい」「ReferenceシステムとPremiumシステムのあいだの価格帯の製品がほしい」「技術の方と直接お話できる機会をこれからも楽しみにしています」など、Technicsへの期待の声やご要望、ご感想を数多く頂きました。

パーツをしげしげ眺めるお客様のご様子が印象的でした

Rコアトランスは「うわあ、重いですねえ」と驚く方も多くいらっしゃいました

山之内 正氏がReferenceシステムの魅力を紹介

試聴パートでは、オーディオ評論家の山之内 正氏が、40分間のあいだ、様々なジャンルの楽曲を再生しました。

山之内 正氏。iPadで専用アプリを操りながら、様々な楽曲を再生

ミネソタ交響楽団が演奏するR.コルサコフ「道化師の踊り」(176.4kHz/24bit)では、「この音源は屈指の名録音。ダイナミックレンジも音圧も非常に幅広いのに、管/弦/打楽器の描き分け、ディテールと全体的な音の作りを両立しているところがポイントです。特に太鼓系は音圧がものすごいため、瞬間的にアンプに大電流が流れます。ですが、このアンプはそこで音が全くぶれず、まだ余裕がある。これは新素子であるGaNを採用した成果かもしれません」と語っていました。

Technics Digital Linkも、過去にとらわれずに発想したからこそできた技術です

またLAPCについても、同じ楽曲でオン/オフを実験。「効果が非常にわかりやすいですね。特に位相を合わせることの効果が大きい。アンプの反応の良さが、LAPCをONにすると、ますますよくわかります」と高く評価しました。

ジャズは、「Jazz at the Pawnshop」から「High Life」(192kHz/24bit)を再生。「1976年の録音ですが、臨場感がものすごい。アナログマスターはこんなに情報量があったのかと驚かされます。なので、ハイレゾでアナログ録音を聴けるようになったのはとても価値があることだと思います。CDやSACDも持っていますが、データ再生が一番いいですね」と、ハイレゾの魅力についてもくわしく語りました。

楽曲の聴きどころと、それをTechnicsのシステムがいかに再現するかを丁寧に解説する山之内氏

そして、多くのお客様が「ハッとした」とコメントしていたのが、ビートルズ。FLAC 44.1kHz/24bitですが、そのビビッドな音に驚き、「Referenceシステムで聴くとまったく違いますね!」と目を輝かせる方が多かったことが印象的でした。

当社では今後も、定期的にTechnicsのサウンドを体験できるイベントを実施する予定です。次回は、ご要望の多かった“Premiumシステム”「C700シリーズ」を中心にしたイベントを予定しております。ご期待ください!

>Technics 公式サイトはこちら http://jp.technics.com/

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