注目モデル「HD700」と組み合わせてデモ

<HighEnd2012>ゼンハイザー、世界初披露となるヘッドホンアンプ「HDVD800」を発表 − 往年の真空管モデル「Orpheus」も展示

公開日 2012/05/04 09:34 オーディオアクセサリー編集部:立原良則
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ゼンハイザーはミュンヘンで開催されている「HighEnd 2012」にて、新たなヘッドホンアンプ「HDVD800」を発表した。


世界初披露となるヘッドホンアンプ「HDVD800」。先に発表され、ヘッドホンユーザーのみならずピュアオーディオファンからも高い注目を集める「HD700」、フラッグシップモデル「HD800」との組み合わせ展示がなされていた
本機は192kHz/24bitのデジタル入力のほかUSB入力に対応したヘッドホンアンプ。同社のフラッグシップモデル「HD800」や新たに発表された「HD700」との組み合わせに好適な再現性を持つモデル。

完全に左右対称の信号伝送経路や、最短経路の信号伝送を徹底した設計により、すべての入力ソースにおいて正確な再現性を有する。4パターンの異なるインピーダンス設定に対応しており、様々なヘッドホンとの組み合わせにも対応できる点が特徴だ。また、ヘッドホン出力はバランス駆動にも対応。より高品位で精密な再現を可能にしている。

先のIFAプレスカンファレンスにて発表された、カナル型イヤホンの最新モデル「IE800」も展示されている

また、「HighEnd 2012」会期初日に行われたプレスイベントでは、ヘッドホン+真空管ヘッドホンアンプのセットとし、限定300台で販売された往年の銘機「Orpheus」による試聴デモも行われ、「HDVD800」によるコンテンポラリーなハイレゾリューションサウンドと、真空管というトラディショナルなアナログサウンドの対比が楽しめたイベントであった。

1991年に限定300台で販売された超弩級真空管ヘッドホンアンプ+ヘッドホンのパッケージ「Olpheus」も参考展示されていた。初日のプレスイベントでは試聴デモも行われており、そのアナログライクな広がりのあるサウンドに多くのメディア関係者が驚きの声を上げていた

「HighEnd 2012」初日に行われたプレスイベントの模様。ピアノトリオによる生演奏と、ゼンハイザー社のマーケティング責任者によるスピーチとグリーティングタイムが設けられた

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