ビクター、“ウッドコーンスピーカー”「SX-WD5」の自作キットを発売

公開日 2007/01/17 19:44
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SX-WD5KT

SX-WD5KT 完成品
日本ビクター(株)は、“ウッドコーンスピーカー”を自分で組み立てることができるハンドメイドキット「SX-WD5KT」を2月上旬より発売する。価格は1本29,400円(税込)。

本製品は、2004年6月に発売された“ウッドコーンスピーカー”「SX-WD5」(製品データベース)のキット製品。商品は組み立て前の部品で構成されており、工具を使用してスピーカーをハンドメイドすることができる。部品はすべてSX-WD5と同じものを使用。ドライバーやボンド、はんだ/はんだ小手などを使って組み立てを行う。

2ウェイ方式の本機は、11cmウッドコーン・ウーファーと2cmウッドドーム・トゥイーターを採用。自然な減衰特性を持つ“木”の素材を使いうことで、心地よい響きを実現しているという。


キット内容と使用する工具

ウーファーとトゥイーター

木の減衰特性
本キットではネットワーク回路も自作する。ネットワークのボードにコイルや電解コンデンサーなどを接着し、はんだを使って結線する。各部品は好みのものを代わりに接続することも可能で、商品には音質チューニングに役立つ「ネットワーク基礎資料」を添付している。

チェリーの単板材(背面のみ合板)を組み合わせたキャビネットは、ひび割れを防ぐウレタン塗装のみを施しており、サンドペーパーなどを用いて好みの状態に仕上げることが可能だ。

組み立てたネットワーク

キャビネット



国内営業本部 高田幸一氏
本日同社は「SX-WD5KT」の記者発表会を開催。国内営業本部の高田幸一氏が出席し、本製品の詳細、組み立て時の応用テクニックなどを紹介した。

製品の音は、キャビネットの仕上げ、吸音材の量、ネットワークの部品で変わってくるという。製品に添付している「ネットワーク基礎資料」には、“好みのクロスオーバーに変更するためにはどんなネットワーク部品を選べばいいか”といった資料が掲載されており、これを参考に部品を別途購入し、自分だけの音づくりを楽しむことが可能だ。高田氏は、「配線はキャビネットの外に出すことができるので、ネットワーク回路を複数つくり、付け替えて楽しんでみて欲しい」と語った。

【問い合わせ先】
日本ビクター(株)
お客様ご相談センター
TEL/0120-2828-17

(Phile-web編集部)

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  • ブランドVICTOR
  • 型番SX-WD5KT
  • 発売日2007年2月上旬
  • 価格¥29,400/1本(税込)
【SPEC】●種類:2ウェイバスレフ型(防磁形/JEITA) ●使用スピーカー:11.0cmウッドコーン・スピーカー×1、2.0cmウッドドーム・スピーカー×1 ●定格入力(JIS):25W ●最大入力(JIS):100W ●定格インピーダンス:6Ω ●再生周波数帯域:55Hz〜50,000Hz ●出力音圧レベル:82dB/W・m ●キャビネット:天然無垢チェリー材 ●完成品寸法:143W×256H×233Dmm(スピーカー端子含む/1本) ●質量:3.5kg(1本)