ドラマ『のだめカンタービレ』で千秋真一の部屋にあるオーディオはこれだ!

2006/11/21
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現在、巷にクラシックブームを巻き起こしている「のだめカンタービレ」。著名なピアニストを父に持ち、自身も指揮者として音楽の道を志す「千秋真一」と、変人ピアニスト「のだめ」こと「野田恵」を中心に繰り広げられる、クラシックを題材にしたコメディです。

これまで取っ付きがたい、お堅いイメージだったクラシックを、個性的なキャラクターとノリのよいギャグ・豊かな音楽の表現で、いっきに親しみやすい身近なものにした本作は、この秋からフジテレビでドラマ化されています。

はまり役ぞろいのキャストや、忠実に再現される小道具群の光るドラマの中でひときわ目をひくのは、玉木宏さん扮する千秋真一の部屋にある、あの特徴的なスピーカー。あれはもしや●●…!?

鋭い聴覚を持ち、良い音に対しては一家言あるキャラクター、という設定の千秋のこと。きっとオーディオもこだわりのあるセレクションがなされているに違いない!と考え、本ドラマに協力しているヤマハに取材しました。

すると、千秋の部屋に置かれているのは以下のセットであることが判明!

スピーカーシステム
YAMAHASoavo-1
ブラウンバーチモデル
CDプレーヤー
YAMAHACDX-496
プリメインアンプ
YAMAHAAX-497
「楽器のヤマハ」のノウハウを盛り込み、声の表現を追求したスピーカー
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CDレコーダーで録音されたCD-R/CD-RWディスクを再生可能
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CDやDVDの音声をクリアに再生する「CD/DVDダイレクトアンプ機能」などを搭載
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CDレコーダー
YAMAHA CDR-HD1500
FM/AMチューナー
YAMAHATX-497
最大400GBのHDDを搭載可能なHDD+CDレコーダー
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「ダイレクトPLLシンセサイザーチューニング」や「マルチステータス・ステーションメモリー」などの機能を搭載。
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システム合計金額/¥550,200(税込)

この他レコードプレーヤーも置いてありましたが、そちらの製品は既に廃盤になっているもので、ヤマハ社員の方の私物を使用しているそうです。

Soavo-1は今年9月下旬に発売された製品(関連ニュース)。声の表現を追求したスピーカー。声の帯域を担うミッドレンジユニットにこだわり、そこに合わせてトゥイーター、ウーファーが設計されています。音のインプレッションはこちらのテストレポートにも詳しいですが、ノイズが少なく、ボーカルの声の輪廓をくっきり描き出すスピーカーとのことです。

ちなみにデザインは、SHARPの液晶テレビ「AQUOS」シリーズなども手がけるプロダクトデザイナーの喜多俊之氏。どの方向にも平行面がない特徴的なそのフォルムは、ドラマの部屋の中でも「おっ!」と目をひく存在感をそなえています。音だけでなく、インテリアにもこだわりのありそうな千秋らしいセレクションと言えますね。

プリメインアンプ「AX-497」は、CDやDVDの音声をクリアに再生する「CD/DVDダイレクトアンプ機能」や「ピュアダイレクトスイッチ」を搭載。内部回路を干渉の少ない左右対称に設計するなど、細部にまでこだわった作りになっています。

本機とCDプレーヤー「CDX-496」と組み合わせた試聴レポートはこちらに詳しいですが、音楽全体をひとつとしてそれに身を委ねられる、穏やかな音調を再生できるセットです。

以上3機種を総合すると、クリアで豊か且つ穏やかな音色を再生し、「声」の表現に優れるというレポートが共通しているのが印象的です。

幼い頃はヴァイオリンを、後にピアノと指揮を専攻している千秋が「声」の表現…?と一瞬戸惑いを覚えますが、ヴァイオリンは「最も人の声に似た音を奏でる楽器」としばしば言われるので、その帯域の音色が美しく再生されるよう注力しているのかも知れないですね。

しかし学生の身分で総額55万円超えのセットを組むところは、さすがおぼっちゃまの千秋様、というところでしょうか…。

ちなみに、ドラマ中で千秋が使っているヘッドホンは、オーディオテクニカの「ATH-EW9」(製品データベース)であることも判明!ネオジウムマグネットを使用したφ28mmドライバーを搭載し、再生される音はパワフル。ハウジングには北海道産アサダ桜の無垢削り出し材を使用しており、高級感ある外見を実現しています。


以下はドラマで使用されていた主な曲の高品位CDリストです。「ハイブリッド盤」は通常のCDプレーヤーでも聴くことができます。

■ベートーヴェン/交響曲第7番ドラマのオープニング曲に使用されている。
特徴的なリズムは「舞踏の聖化」と讃えられる。クライバー盤は定番中の定番だ。
カルロス・クライバー¥1,980(税込)ハイブリッド購入
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー¥2,940(税込)ハイブリッド購入
ヘルベルト・フォン・カラヤン¥3,360(税込)ハイブリッド購入
ベルナルト・ハイティング¥1,974(税込)ハイブリッド購入
フィリップ・ヘレヴェッヘ¥3,000(税込)ハイブリッド購入
ベルナルト・ハイティング¥1,974(税込)ハイブリッド購入
■ガーシュウイン/ラプソディー・イン・ブルードラマのエンディング曲に使用されている。ジャズの要素を多彩にもりこんだガーシュウィンの代表曲。
レナード・バーンスタイン¥3,150(税込)-購入
ヴェスコ・エシュケナジー¥OPEN(Phile-web販売価格3,024円)ハイブリッド購入
ミシェル・カミロ¥3,339(税込)ハイブリッド購入
■ベートーヴェン/ピアノソナタ第8番「悲愴」千秋と最初に出会った時のだめが弾いていた曲。ゆったりとした第2楽章は有名。
ケンプ(Pf)¥3,000(税込)ハイブリッド購入
ウラディミール・ホロヴィッツ(Pf)¥2,100(税込)ハイブリッド購入
アルトゥール・ルービンシュタイン(Pf)¥2,100(税込)ハイブリッド購入
■ベートーヴェン/ヴァイオリンソナタ第5番「春」峰と千秋が定期試験で共演した曲。峰曰く「光る青春の喜びと稲妻」のような曲。
アンネ・ゾフィー・ムター(Vn)¥3,465(税込)ハイブリッド購入
イツァーク・パールマン(Vn)¥3,150(税込)ハイブリッド購入
■プロコフィエフ/ロメオとジュリエット「モンタギュー家とキャピュレット家」はドラマ挿入曲として頻繁に使用されている。
最近ではSOFTBANKのCMにも使用されていることでも有名。
アレクサンドル・ヴェデルニコフ¥OPEN(Phile-web販売価格3,024円)ハイブリッド購入
トーマス・ザンデルリンク¥OPENハイブリッド購入
■ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番千秋がソリストとしてシュトレーゼマンと共演した曲。
超絶技巧を要求される、ピアニストにとって弾きこなすのが最も困難な曲のひとつ。
ヴラディーミル・アシュケナージ(Pf)¥3,150(税込)ハイブリッド購入
ラン・ラン(Pf)¥3,465(税込) ハイブリッド購入
ヴェルナー・ハース(Pf)¥OPEN(Phile-web販売価格3,024円)シングル購入
コンスタンティン・シチェルバコフ(Pf)¥OPEN(Phile-web特別販売価格2,289円)  ハイブリッド購入


(Phile-web編集部)

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