ケーブルブランド探訪記(STEREOVOX編その3「BAL-600」)

公開日 2004/02/05 08:26
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「BAL-600」 \350,000(1mペア)
●第3回は同社新開発のXLRオーディオケーブル「BAL-600」をご紹介する。同モデルはバランス伝送のメリットのみが喧伝され、多く願みられなかったケーブル自身の品質を同社が根本から見直した最新ケーブルである。

前回ご紹介した「SEI-600」同様、ESC(楕円ソリッドコア)シルバー導体とPTEFテフロン絶縁体によるハイグレードケーブルを使用するとともに、アルミ外装、真鍮プラグ、純銅接点と、構成パーツを全て切削加工で製造した独自のシャドウXLRコネクターを採用したモデルとなっている。

音質に関しては2月21日発売の『オーディオアクセサリー112号』にて詳細なレポートの掲載を予定しているので、こちらをご参照いただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

●STEREOVOX(ステレオヴォックス)社の紹介
ステレオヴォックス社は1998年、クリス・ソンモヴィーゴとトニー・デ・アルメイダの二人によって設立された。米国フロリダ州に拠点を置き、オーディオケーブルの開発・生産および、クラシック音楽のレコード制作を手掛けるメーカーである。
クリス・ソンモヴィーゴ氏は1992年、以前の会社であるイルミナチ・エレクトロニクス社にて数々のデジタルケーブルを開発し、その優れた性能が認められ、1996年には米国オーディオ誌『ステレオファイル』の推奨リファレンスコンポーネントに選ばれている。1997年からは世界で最も高い性能と精度を持つアナログオーディオケーブルの開発・設計に着手し現在のステレオヴォックス社の最上位モデルとなっている。
一方の経営者であるトニー・デ・アルメイダ氏はフランスの著名な指揮者であり、音楽学者でもあるアントニオ・デ・アルメイダ氏を父に持ち、本人もオペラ演奏ではバリトンを担当する声楽家として、欧米各地で20年にわたって活躍。と同時にクラシック音楽への深い造詣から、レコード制作とそのエンジニアリングに対しても高い情熱を発揮している。クリス・ソンモヴィーゴ氏と出会ってからは一緒にオーケストラのレコーディングプロデュースを手掛け、国立公共ラジオ(NPR)の音楽番組でオンエアされるとともに、そのいくつかはステレオヴォックス・レーベルとしてリリースされている。


●ステレオヴォックス製品の取り扱い:
オーディオリファレンスインク
TEL:042(574)3185
FAX:042(574)3186

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  • ブランドSTEREOVOX
  • 型番BAL-600
  • 発売日大好評発売中!!
  • 価格\350,000(1mペア)