マランツ、2ch専用のミドルクラスSACDプレーヤーを発売

公開日 2003/08/22 17:21
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SA8400
●日本マランツ(株)は、2チャンネル再生専用のミドルクラススーパーオーディオCDプレーヤー「SA8400」を9月上旬より発売する。価格は90,000円。

本機は、ミドルクラスながら同社独自の回路高速化技術「Absolute SA Technology」を採用。徹底したローノイズ化、低インピーダンス化も同時に行い、SACDの情報量を忠実に再現することをねらった。

DACには上級機「SA-14 Ver.2」などにも搭載されているシーラスロジック社製のSACD用モデル「CS4397」を採用。SACDのDSD信号をDAC最終段にあるマルチエレメント・スイッチド・キャパシター(MSC)へダイレクトに接続し、極めてジッターの少ない、高精度なアナログ信号へ変換する。なお、通常のCDフォーマット信号はダイナミック・エレメントマッチング(DEM)処理を経てから、MSCに入力される。

メカモジュールは新たに開発された。パーツレイアウトと回路パターンを十分に配慮し、ノイズ輻射が大変少ない。これをさらにシールドすることでシャーシと合わせてボックス構造にし、筐体内部へのノイズを遮断している。

ブロックケミコンは試作・試聴を繰り返して開発されたカスタム品を搭載。また、アナログオーディオブロックには電源部、フィルター部、出力部それぞれに最適なオーディオ用電解コンデンサー、フィルムコンデンサーを厳選して採用した。

DACやオーディオ回路にはそれぞれ専用の電源回路を搭載して干渉を排除。電源トランスにはOFC巻線を使用した大型EIコアトランスを採用した。オーディオ電源部の整流回路には、低ノイズ、高速応答性のショットキーバリアダイオードを採用。電源レギュレーターには銅メッキシールド板を装着し、きめ細かい制振とシールドを行っている。

ヘッドホン再生にも注力した。高速電流バッファーAMP回路を搭載したディスクリート構成のヘッドホン出力アンプを装備し、高音質再生を実現している。

【問い合わせ先】
日本マランツ(株)
お客様ご相談センター
TEL/03-3719-3481

(Phile-web編集部)

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  • ブランドMARANTZ
  • 型番SA8400
  • 発売日2003年9月上旬
  • 価格\90,000
【SPEC】
●再生周波数範囲:2Hz〜100kHz(SACD) ●周波数特性:2Hz〜50kHz(-3dB/SACD) ●ダイナミックレンジ:114dB(SACD) ●消費電力:20W ●最大外形寸法:440W×113H×335Dmm ●質量:7.5kg