ケーブルブランド探訪記(NEOTECH編その1)

公開日 2002/04/10 09:50
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●今回よりケーブルブランド探訪記は、NEOTECHブランドのラインナップをご紹介する。前回ご紹介した際にはまだ十分なラインナップが揃っていなかったが、この度より充実したラインナップが登場したので、再度ご紹介することとする。
NEOTECH社は、1980年に台湾で創立された「WAN LUNG ELECTRIC WIRE & CABLE MFG. CO., LTD」により製造されたケーブルのブランドである。
同社はこれまで多くの海外ケーブルブランドに対し、OEM供給(相手先ブランド製造供給)をしてきた実績がある。
通常、オーディオケーブルというと1つの特別な技術、あるいはそのブランド独自のアイディアを全面的に押し出しセールスポイントとして訴えるものである。しかし同社は、長年にわたるOEM供給の実績・技術に基づいた様々な製造技術・製造ノウハウを持ってるのだ。
中心となる導体をひとつをとってみても、TC(タフピッチ銅線)・OFC(無酸素銅線)・SPC(銀コーティング銅線)・UPOC(ウルトラピュアーOCC銅線)・OCC SILVER(OCC銀線)・PURE SILVER(純銀線)など、様々な素材を使い分けている。それをケーブルに作り上げる際のシールド材、緩衝材、外皮ジャケットにも多くの素材、技術ノウハウが盛り込まれているのだ。

 第1回目は同社の20周年記念モデルのスピーカーケーブル「NS2000」をご紹介する。同モデルは、OCC製法による純銀線を導体に採用したNEOTECHを代表するモデルである。

 Hot側に0.65mm径の高域用2本、低域用に1.3mm径2本の純銀線、Cold側には0.65mm径の高域用3本、1.3mm径の低域用3本の純銀線を採用しており、1本ずつテフロン絶縁体でシールドされている。さらに、外側に0.8mm径のOCC純銀線を2対装備し、マルチバンドコア(分割帯域伝送)構造を採用している。

空中チューブを緩衝材として充填し、ドレインワイヤー装備でノイズ対策も完璧に施しています。また、外皮にはPVCジャケットを使用している。

なお、同モデルは2月21日発売の『オーディオアクセサリー105号』の「特選・新製品アクセサリー」にてご紹介しているので、こちらもご参照いただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

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  • ブランドNEOTECH
  • 型番NS2000
  • 発売日大好評発売中!!
  • 価格¥420,000(2mペア)、¥580,000(3mペア)