卵型スピーカーの秘密<その2>

公開日 2002/03/06 09:55
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卵型スピーカー用の新しいスタンド
●卵型スピーカーシステムは、どこが凄い!?

「ECLIPSE TD」の卵型スピーカーは、もちろん、由井啓之(よしい ひろゆき)氏による「タイムドメイン理論」をもとにしている。だから、今までの箱形のスピーカーとは異なった音の表現力を持っている。ただ、デザイン的に卵の形をしているだけではない、たくさんの音のよい秘密が隠されているのだ。

それについては、富士通テンやタイムドメインのホームページはもちろん、過去のニュースでも取り上げたのでそちらをご参考に。

さて、今回限定版も発売された「508PA」10万円(税別)は、その中級クラスモデルということができる。一方、上級の「512」と「A502」は、スピーカーとアンプ、それぞれが10万円という価格で、この音の再現性はやはり凄くリアル。ステージ上の楽器の位置から奥行き感まで、驚くほどに再現してみせる。

このスピーカーシステムは、音場再現性に優れたスピーカーとして、「季刊オーディオアクセサリー誌」でも高評価を得たうえ、オーディオ銘機賞では特別賞、ビジュアルグランプリでは特別賞技術賞を受賞しているのである。

カーオーディオで長年培ってきた音に対する技術で、富士通テンが素材選びから徹底してこだわった設計の最高機種ならではの魅力的な再現性を持っている。どちらかといえば平面型スピーカーのような明瞭な音場表現も魅力となっている。

そして今回限定バージョンも出た「508PA」は、その魅力的な表現性をコンパクトなサイズに凝縮させたモデル。サイズが手頃なことから、いい音でいろいろな場所でいい音で楽しみたいという向きにピッタリなわけだ。

「508PA」、「512」と「A502」には、当初発売された高音質スタンドとは別に、オリジナル設計で音はもちろんデザイン性にも優れた新スタンドが新たに登場している。こちらも、素材選びからこだわった作り。そのスタイリッシュで現代的なフォルムは、新しい楽しみ方も可能にしてくれそうだ。

特に「508PA」用は高さを確保し、強固に一体型にした構造のため、今までにない使い方も楽しめるだろう。

(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

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