HOME > インタビュー > <IFA>テクニクス復活のキーマンにインタビュー。名門ブランド復活の経緯や技術の詳細、今後の展開を聞く

国内の展開時期にも言及

<IFA>テクニクス復活のキーマンにインタビュー。名門ブランド復活の経緯や技術の詳細、今後の展開を聞く

公開日 2014/09/05 00:07 インタビュー:山之内 正/構成:ファイル・ウェブ編集部:小澤麻実
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

日本での製品発売時期は?

−− 今回テクニクスは独立ブランドとして展開されるのですよね。

小川氏:はい。ブランドとしては、パナソニックとは別に「テクニクス」として独自に展開していく、ただしパナソニックコーポレーションが製造責任を持つ、という戦略にしています。

−− 社内には他にもそういうブランドはあるのですか?

小川氏:いいえ、今はありません。

−− ということは、非常に力を入れている、重要な位置づけのブランドということですね。

小川氏:2008年に「松下電器産業」から「パナソニック」に社名変更した際、社内のブランドを“PANASONIC”に集約していく動きがありましたが、これを機にブランド戦略も複線化していく感じになりました。特にこういったオーディオ専用ブランドとしては、個別のブランドで行こうということで認めてもらいました。


−− なかなか力強いお言葉です。最近はそういうことを言うメーカーがなくなってきてしまいましたから。非常に気合いが感じられますね。

小川氏:ええ、非常に、気合いが入っています(笑)。そもそもパナソニック社長の津賀や、アプライアンス社社長の高見なども、音楽が本当に好きなんです。忙しいスケジュールを縫ってコンサートに出かけたり、自分で楽器を演奏したりしています。

−− 元々音楽好きな方が社内に大勢いらっしゃることも、今回の展開が実現した要因のひとつなのですね。

三浦氏:ですので、力強さと同時にプレッシャーも感じます。

−− 最後に、今回の新製品の日本での発売はいつ頃になりそうなのでしょうか?

三浦氏:現状未定ですが、欧州での発売(今年12月)とそんなに変わらない時期に出せれば、と考えているところです。

−− 新生テクニクスの今後の展開、そして新製品の発売に期待しています。有り難うございました。

前へ 1 2 3 4

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE