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IFAに新企画イベントが誕生

<IFA>初の「IFA+SUMMIT」開幕 ー いま最も旬なスピーカーが集う2日間

公開日 2014/09/09 06:06 山本 敦
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世界最大のエレクトロニクスショー「IFA2014」に併催されるカンファレンス形式のイベント「IFA+SUMMIT」が開幕した。


白熱するパネルディスカッション
今回初めて開催される「IFA+SUMMIT」は、IFAにとって新たな試みとなるイベント。新たにオープンした「CityCube」のホールを舞台に9月8日(月)・9日(火)の2日間に渡って開催される。


IFA+SUMMITのホスト役を務めるDeutsche Welle TVのアンカーパーソンとしても有名なMelinda Crane氏

セッションの合間には生バンドの演奏が雰囲気を盛り上げる
イベントには世界の国々からエレクトロニクス、ホームアプライアンス、IT・通信、プロダクトデザインなどそれぞれの分野を代表する有識者が集まり、「Mobility」「Health」「Big Data」「Design」「Home」「Entertainment」の6つのトピックスについて未来の展望を語り合う90分間のセッションを実施。各開催日のスケジュールには基調講演やショートトーク、パネルディスカッションが組まれている


Microsoft Deutschland Gregor Bieler氏

基調講演を行うBieler氏
8日の14時に開幕した「IFA+SUMMIT」の会場には大勢の来場者は集まった。初日の最初のテーマは「Mobilty」。Microsoft DeutschlandのGeneral Manager Consumer Channels GroupのGregor Bieler氏が登壇し、モバイルが全盛を極め、日々目まぐるしく環境が変化している中で、マイクロソフトがタブレットをはじめとするハードウェアや、クラウドコンピューティングサービスから果たすべき役割を語った。

続いてHead of Audi MobilityのBettina Bernhardt氏はオートモーティブ、ThingsquareのCEO兼ファウンダーのAdam Dunkels氏はオープン・ソース・ソフトウェアによるIoT、IntelのDirector Cyber Physical Systems & Mobility Lab MunichのJuergen Hairbucher氏は生活空間におけるスマートテクノロジー、ミズーリ工科大学のChair of Computer ScienceであるSajal K.Das氏がコンピューターサイエンスの観点から見たスマートシティについて、順に壇上に登りながら約10分間のショートトークとプレゼンテーションを行った。4人ともに、メトロポリタン型社会におけるライフスタイルとITテクノロジーの有効な関わり方について視野の広い考察を展開。引き続いて行われたパネルディスカッションにはThingsquareのDunkels氏、ミズーリ工科大学のK.Das氏とともに、GoogleのDirector Automotive, Consumer, Healthcare DACHのJens Monsees氏が参加して、インテリジェントな未来のスマートインフラを実現するために、技術の進化が果たすべき役割について熱い議論を交わした。

Audi Mobility Bettina Bernhardt氏

Thingsquare Adam Dunkels氏


Intel Juergen Hairbucher氏

ミズーリ工科大学 Sajal K.Das氏
様々な業界で注目を集めるスピーカー陣が集うこともあり、「IFA+SUMMIT」は初日から大いに賑わいをみせ、順調な船出を遂げたようだ。開催2日目の9日には、午前9時から4つのセッションが終日に渡って開催され、会期も終盤となったIFA2014を再び活気付けることだろう。

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