• ブランド
    特設サイト
ガジェット 公開日 2024/03/27 17:55

HP、“AI PC”第二弾「Envyシリーズ」3モデル発表。法人向けも11モデル展開

生成AIの処理時間を約80%短縮
Gadget Gate
編集部:平山洸太
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
日本HPは、AIテクノロジー内蔵の個人向けノートPC「Envyシリーズ」新モデルを発表。3月27日から順次販売を開始する。ラインナップおよび税込価格は以下の通り。

・「HP Envy x360 14(インテル)」198,000円から/3月27日発売
・「HP Envy x360 14(AMD)」176,000円から/3月27日発売
・「HP Envy x360 16」209,000円から/4月中旬以降発売

プロセッサーにAI推論特化の「NPU(Neural Processing Unit)」を内蔵した、同社が “AI PC” と呼ぶノートPCの第二弾。今年1月に発表した「Spectre x360 14/16」および「OMEN Transcend 14」に続き、Envyシリーズでも展開が行われる格好だ。

AI PCとなった新Envyシリーズは、上記の通り3タイプがラインナップ。「インテル Core Ultra プロセッサー」採用の14インチモデルと16インチモデル、「AMD Ryzen 8000シリーズ」採用の14インチモデルが用意される。ディスプレイはいずれもアスペクト比16:10となり、通常はIPSタッチディスプレイだが、OLED(有機EL)の構成も用意する。

NPUを搭載することで、たとえば音楽編集ソフト「Audacity」でAIによるテキスト楽曲生成を行った場合、約80%の時間短縮が行えると説明。同じ条件の比較において、2分39秒(従来)と33秒(AI PC)の差になったとしている。

また同社独自のAI機能として、ユーザーのPC利用パタンを機械学習し、CPU温度の最適化/ファンのノイズ調整/エネルギーの節約を行う「HP Smart Sense」を搭載。WindowsのAIアシスタントが利用できる「Copilotキー」もキーボードに備える。

ウェブカメラは500万画素となり、AIによるノイズリダクションに対応。NPUを活用した「Windows Studio効果」によって、背景ぼかしやオートフレームなども利用できる。またインテルプロセッサーを搭載する構成のみとなるが、スマートフォンと連携できる「インテル Unison」にも対応する。

スピーカーについては、同社Polyブランドの「Poly Studio」サウンドシステムを採用。ディスプレイにOLEDを採用する構成は、IMAX Enhanced認定を取得し、DCI P-3色域も100%カバーする。ほか、別売オプションとなるがスタイラスペンにも対応(16インチのみ付属)する。

■法人向けモデルでも “AI PC” を拡充

HPは個人向けだけでなく、法人向けノートPCやモバイルワークステーションについても “AI PC” を展開すると表明。その第一弾として11製品を一挙発表した。ラインナップおよび税込価格、発売日は以下の通り。

【法人向けノートPC】
・「HP EliteBook 1040 G11」362,780円から/6月下旬発売
・「HP EliteBook 830 G11」272,780円から/3月27日発売
・「HP Elite x360 830 G11」329,780円から/5月下旬発売
・「HP EliteBook 840 G11」274,780円から/3月27日発売
・「HP EliteBook 860 G11」285,780円から/3月27日発売
・「HP EliteBook 635 Aero G11」274,780円から/4月26日発売

【モバイルワークステーション】
・「HP ZBook Power 16 inch G11」404,800円から/6月上旬発売
・「HP ZBook Studio 16 inch G11」597,300円から/8月上旬発売
・「HP ZBook Firefly 14 inch G11」206,800円から/5月中旬発売
・「HP ZBook Firefly 16 inch G11」209,000円から/5月中旬発売
・「HP ZBook Fury 16 inch G11」597,300円から/6月上旬発売

いずれのモデルもEnvyシリーズ同様、プロセッサーに「インテル Core Ultra」もしくは「AMD Ryzen 8000シリーズ」を搭載。従来のCPUとGPUに加えてNPUを搭載することで、ビデオ通話中のぼかし機能をはじめとしたAIタスクを利用しても、他のタスクに影響せずパフォーマンスを発揮できるとしている。

具体的には、余剰リソースをAIタスクで使用することにより最大80%グラフィック向上、Adobe Premiere Pro Betaを使用したAIビデオ編集では最大132%の高速化、Windows Studio効果を使用したZoom通話の背景ぼかしでは、最大38%の電源使用料削減が行えるとのこと。さらにキーボードにはCopilotキーを搭載し、AIによる作業効率化が行えるとアピールする。

また、上記の法人向け全モデル(HP EliteBook 635 Aero G11を除く)で、「量子コンピュータのハックからファームウェアを保護する世界初のビジネスPC」と説明。耐量子暗号方式を実装した専用セキュリティマイクロプロセッサ「HP Endpoint Security Controller(ESC) Gen5」により、BIOSの書き換えやハードウェアの変更などを監視するとしている。

Source: HP

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 高まった装着感とリーズナブルな価格。Shokz「OpenFit Air」は“ながら聴き”イヤホン最良の選択肢
2 ハピネット、ディズニーのBlu-ray/DVD製造・販売を行うライセンス契約を締結
3 PRIMARE、“映画/オーディオファンどちらも魅了する” AVアンプ「SPA25 PRISMA」
4 【ミニレビュー】PC-Triple C導体採用、サエクの中核電源ケーブル「PL-7500」
5 <HIGH END>Chord Electronics、DAVE“アップスケーラー”参考出品。レゴのように組み合わせる「SUZI」シリーズも
6 『デューン 砂の惑星 PART2』IMAX&ドルビーシネマ再上映が決定。5/17から
7 <HIGH END>ソナス・ファベール「SONETTO G2」デビュー/エステロン、アヴァンギャルドも新作発表
8 ウィーンアコースティクス、天才ピアニストの名を冠したハイエンド・アクティブスピーカー「Mozart Infinity」
9 <HIGH END>TAD、旗艦スピーカー「R1TX」の“進化版”披露/NAGAOKA、漆塗りスタビライザーなど
10 パナソニック、「どこでもディーガ」のリアルタイム視聴を含めた5機能を大幅アップデート
5/14 10:40 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX