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TA-DA7000ES

SONY
TA-DA7000ES

¥230,000(税抜)

発売:2004年11月21日
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ビジュアルグランプリ2005SUMMER ≪GLA賞≫受賞モデル

ビジュアルグランプリ2005 ≪銀賞≫受賞モデル

【SPEC】
●実用最大出力:フロント150W+150W、センター150W、サラウンド150W+150W、サラウンドバック150W+150W ●高調波ひずみ率:0.15%以下(4/8Ω負荷)120W+120W(20Hz〜20kHz) ●周波数特性:10Hz〜50kHz ±3dB(パワーアンプブロック) ●SN比:LINE 100dB(サラウンド、EQ全てOFF) ●入力端子:コンポジット×5、S映像×5、コンポーネント映像×2、D4×2、デジタル光×5、デジタル同軸×3、PHONO×1、LINE×4、マルチチャンネル×1 ●出力端子:コンポジット×2、映像モニター×1、S映像×2、S映像モニター×1、コンポーネント映像×1、D4×1、デジタル光×1、REC OUT×2 ●消費電力:200W ●外形寸法:430W×174H×475Dmm ●質量:23.5kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

同社フラグシップ機から多くの高音質技術を継承

32ビットの高速演算を行うS-Master PROを搭載した7chアンプである。S-Master PROはソニーが開発したフルデジタル技術で、入力信号を完全なデジタル領域で処理するとともに、スピーカーの駆動も行う。つまりデジタルアンプである。

デジタルアンプの利点はスピーカーへ出力するぎりぎりの段階までデジタルで処理することが可能な点だ。原理的にはアナログ的な歪みが入り込む余地はない。出力は実用最大で各150W。サラウンドチャンネルの構成を切り換えることができ、9.1chまで対応する。その他i.LINK端子とHDMI端子を装備し、今後の発展に備えている。

ややおとなしいが穏やかな音調にまとめている。嫌な音を出さず、心地よく聴くことのできる再現性だ。ディティールにも無理がない。ジャズは汚れっぽさのない質感を備え、ピアノのタッチが誇張なく描かれる。ボーイソプラノはハーモニーをスリムな線で描き、余韻が瑞々しく響く。

「ハリーポッターと秘密の部屋」はセリフがナチュラルで、間近で聴くようなリアリティを感じさせる。「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」では、効果音がクリアに押さえられ、明快な音場をつくりだしている。大音量や轟音の中でも分解能が失われず、ひとつひとつの音が丁寧に分解されて描かれる。

(text: 井上千岳)