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YAMAHA
YST-SW215
¥28,000(税抜)
独自技術の採用で高品位の低音再生を実現
【SPEC】●型式:A-YST方式 ●ユニット:20cmコーン型(防磁) ●定格出力:120W(5Ω) ●再生周波数帯域:28Hz〜200Hz(-10dB) ●ハイカットフィルター周波数:50Hz〜150Hz連続可変 ●消費電力:70W ●外形寸法:290W×360H×322Dmm ●質量:11.5kg
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
音楽/映画の切り替え機能が便利
5.1chシステムの0.1部分を担っているのがサブウーファーだ。数字的には付け足しのようであり、物理的には場所をとるという不思議な存在。5ch用のスピーカーが大型で充分な帯域をカバーできていれば0.1chは無くても何等支障はない。もちろんあれば映画作品などでの効果は計り知れないが。でも実際は5本の大型スピーカーを設置できる恵まれた環境は一般的ではない。インテリア的にも空間の利用法としては薦められない。
5本のサテライトスピーカーはスモールとし、指向性の薄いおよそ120Hz以下の低域を1本のスピーカーに担わせようというわけだ。YST-SW215はそんな環境に相応しいサブウーファー。ヤマハ独自に開発された低音再生技術YSTが10年を経て改良され、本機に採用されたA-YSTとなってさらに高品位な重低音再生を実現させている。
20cmウーファーユニットが下向きに装着され、底面のピラミッド型拡散板による4水平方向へのエネルギー放射というヤマハ独自のQD-Bassテクノロジーを採用。120Wのハイパワーアンプと相まってスムースな周波数特性と使い勝手の良さが魅力である。
優れたサブウーファーは鳴っているというよりも気配が感じられるという点が品位を左右するが、映画などでも周囲を描写するシーンを本機はかなり再現できている。映画と音楽とに切り換えられるBASSモードは便利で、音楽の質感が容易に維持できる。
指向性が薄いからといっても設置場所による変化は大きく、基本は視聴位置より前で、リアがスモールの場合はフロントと視聴位置の間のサイドを基準としたい。最終的には部屋の構造にも左右されるので、つながりが良く籠らない位置を探してみよう。
(text:麻野勉)
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- 取り扱い:ヤマハ(株)