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PMA-A100

DENON
PMA-A100 (A100シリーズ)

¥220,000(税抜)

発売:2010年11月1日
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「PMA-2000SE」をベースに、記念モデルとしてさらに強化を図ったプリメインアンプ

100周年記念モデル

【SPEC】●定格出力:両チャンネル駆動(CD→SP OUT)80W+80W(負荷8Ω、20Hz〜20kHz、T.H.D. 0.07%) ●実用最大出力:160W+160W(負荷4Ω、1kHz、T.H.D. 0.7%) ●全高調波歪み率:0.01%(定格出力―3dB時、負荷8Ω、1kHz) ●周波数特性:5Hz〜100kHz(0〜-3dB) ●SN比(Aネットワーク):LINE 108dB(入力端子短絡時)、PHONO MM 89dB(入力端子短絡時、入力信号5mV時)、PHONO MC 74dB(入力端子短絡時、入力信号0.5mV時) ●消費電力:275W

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

フラグシップSXシリーズのサウンドを継承した、高品位アニバーサリーモデル

PMA-A100のベースは、デノンのプリメインアンプ中堅グレードのベストセラー「PMA-2000SE」である。両モデルの相違点については、機構面ではパワーアンプ部の「UHC-MOS(トランジスター素子)」の取り付け構造が、2000SEの場合はアルミ押し出し成型のラジエーターにトランジスター素子を直付けしたのに対し、A100は厚い銅箔を介して取り付けている。UHC-MOSからの熱伝動の動的影響に余裕を持って対応することが狙いである。他に、金メッキスピーカーターミナルへのグレードアップ、最新のブロックコンデンサーをA100用にチューンして使用、フートに制振性の高い鋳鉄製インシュレーター採用、といった箇所が挙げられる。これらは他のA100シリーズと共通だ。

ステレオアンプの基本構成は2000SEと変わりがないが、念のために復習しておこう。パワー部出力段に「UHC(Ultra High Current)-MOSシングルプッシュプル回路」を採用。2つのトランスを並列接続することで漏洩磁束を打ち消し合い、電気・磁気特性を改善する「L.C.(Leakage Canceling)マウント・ツイン・トランス方式」を採用。ボリュームは27ディアメーターの大口径電動リモコン対応である。

それでは、PMA-A100の音質に耳を傾けてみよう。内田光子が弾くシューマン・ダヴィッド同盟舞曲集は、繊細な音色と強弱コントラスト、和声の変化を活き活きと浮き彫りにして、ロマン派の屈折した情感表現を明らかにしてくれる。舞曲の3拍子は豪快にテンポを揺らし、音群が実在感豊かに動き回り、試聴室の空気が揺さぶられる。

2000SEの印象に比較して情報量が一段と増えペダルを踏み込む圧力が試聴室にそっくり振動で伝わる。最大の進境は低域の解像感である。エレーヌ・グリモーの弾くリスト・ピアノソナタロ短調は、低域の充実が見事でレスポンス(立ち上がり、収束)が鋭く質感が高い。一方、高域の粒立ち、響きの透明さ濁りなさが美しく、その対比が色彩感豊かで雄弁な音楽を生み出す。この音楽表現の<濃さ>こそプリメインA100に込められたデノンのメッセージと感じた。

(text:大橋伸太郎)

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