製品情報

製品データベース

TOP > スピーカー・サブウーファー > スピーカーシステム

SX-LT55BK

VICTOR
SX-LT55BK (SX-L)

¥140,000(税抜)

発売:2009年3月上旬
AMAZONで検索

スピーカーシステム“SX-L”シリーズのピアノブラックモデル

価格は1本

【SPEC】●方式:3ウェイ4スピーカー、バスレフ型(防磁形JEITA) ●ユニット:低音/14.5cmバランスドアルミオブリコーン×1、中低音/14.5cmバランスドアルミオブリコーン×2、高音/1.9cm純金プレーティングピュアアルミハードドーム×1 ●定格入力:37.5W ●最大入力:150W ●定格インピーダンス:6Ω ●再生周波数帯域:32Hz〜80kHz ●出力音圧レベル:89.5dB/W・m ●クロスオーバー周波数:100Hz/4kHz ●外形寸法:300W×1,027H×345Dmm ●質量:22.0kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

14.5cmバランスドアルミオブリコーンウーファーを搭載

ビクターSX-Lシリーズに、ピアノブラックフィニッシュが施されたニューモデルが登場する。ピアノブラックフィニッシュはトレンドに沿ったものだが、2005年に開発されたトールボーイのSX-LT55MK2およびセンターとブックシェルの3モデルが今回新仕様となる。

ここでは、トールボーイのSX-LT55BKを取り上げる。例によってスタガードバスレフ方式によるトリプルウーファーだが、14.5cmのバランスドアルミオブリコーンウーファーは、発泡ゴムからよりダンピング性能のよいラバーエッジに変更。高域に純金プレートのアルミハードドームトゥイーターを配した、3ウエイ4スピーカーである。エンクロージャーは付板ではなく直接ウッド材に黒塗装を重ね、手作業によるパフ研磨で美しく仕上げられている。

リッチでみずみずしいビクタートーンはそのままに、中域からボトムにかけての追従と、スケールの大きさにつながる逞しさがアップしている。小口径ウーファーのメリットがさらに活かされ、ドラムスのアタック感や、管弦楽では大掛かりな楽曲でのぐっと下支えの効いたステレオイメージが提示される。もともと得意なボーカルは声の深みのニュアンスが高まった印象だ。ソプラノはハリがあって輝かしい。BDでは俳優のセリフ、SEともクリアで、『アイ・アム・レジェンド』の冒頭の微細情報や空気感を、リアリティをもって再現してくれた。期待の新シリーズだ。

(text:林正儀)