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PDP-508HX

PIONEER
PDP-508HX (KURO)

¥533,333(税抜)

発売:2007年9月上旬
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新開発パネルを搭載し「黒」の表現を追求したHDプラズマテレビ

ビジュアルグランプリ2008 ≪金賞≫受賞モデル

ビジュアルグランプリ2008 ≪プラズマテレビ(50V型以上/HDタイプ)部門≫受賞モデル

【SPEC】●画面サイズ:50V型 ●画素数:1365×768 ●内蔵チューナー:地上デジタル×2、BSデジタル×2、110度CSデジタル×2、VHF/UHF、CATV (C13ch〜C38ch) ●入力端子:D4×3、S2×3、映像×3、HDMI×3、RGB映像×1、音声×5 ●出力端子:S2×1、映像×1、音声×1、ヘッドホン×1、デジタル音声(光)×1 ●その他端子:ビデオコントローラー×1、i.Link×2、LAN×1、電話回線×1、コントロール×1、USB×1 ●消費電力:368W ●外形寸法:1,426W×717H×115Dmm(スピーカー取り付け時) ●質量:38.5kg(スピーカー取り付け時)

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

PDP-508HXは、「KURO」シリーズのハイビジョンプラズマテレビである。50V型の普及機で上位モデルのPDP-5010HDとは画素数が異なり、1,365×768。ただし、パネルはシリーズ共通の新技術が投入され、暗コントラスト値16,000対1を誇る。PDP-5010HD(暗コントラスト値20,000対1)より画素サイズが大きいため、明るさ面では有利なはずだが、抑えた値なのは前面のダイレクトカラーフィルターの違いによると思われる。黒浮きを抑える効果は群を抜く。前モデルより黒輝度を約1/5に抑えたというのもうなずける。新パネルの採用でフルデジタル処理の映像回路を新開発している。これにより、ノイズの低減化を実現するI/P変換やスケーラーの性能を高めている。また、視聴環境やソース状況を加味し最適な映像を自動調整をしてくれる意欲的な「リビングモード」を搭載。24p入力にも対応する。

視聴は、映画、スポーツの各モード固定で行った。映画モードの画質は非常に優れている。かなり暗い部屋(約30ルクス)でも十分に黒帯部分がしっかりと表現され、黒浮きが感じられないのが好ましい。しっかりとした階調表現性が保証されており、暗部側の表現力はこれまでにないハイレベル。ただし、明部側の光が強めなため、好みに合わせてハイライトの色を抑える調整をするとよいだろう。スポーツモードはリビング照明下で十分楽しめるハイコントラストで明るさの不足感はない。全体的に、秀逸な出来映えといってよいテレビである。(文/村瀬孝矢)