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AVC-A1SR

DENON
AVC-A1SR

¥450,000(税抜)

発売:2002年3月中旬
このモデルは生産を完了しています
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オーディオマインドを感じさせるフラグシップモデル

ビジュアルグランプリ2003 ≪銀賞≫受賞モデル

オーディオ銘機賞2003 ≪マルチチャンネルアンプ部門トップ賞≫受賞モデル

【SPEC】●実用最大出力:(6Ω、EIAJ):フロント/275W+275W、センター/275W、サラウンド/275W+275W、サラウンドバック/275W+275W ●消費電力:580W(スタンバイ時1W未満) ●最大外形寸法:434W×216H×486Dmm ●質量:30kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

本機はデノンの最高峰、AVC−A1SEAのリファインモデルだが、これまでのA1シリーズと較べ、アッと驚くようなマインドの違いを感じる。THX ultra−2に対応し、ドルビーデジタルEX、DTS ES、DTS96/24など現存するあらゆる音声規格での再生が可能だ。デコーダーも一新し、最新のDSPを2個搭載。デノン独自の回路であるNew D.D.S.C.にも新デバイスが採用され、全チャンネルに192kHz/24ビットのDAコンバーターを搭載している。さらにフロント2chには、デノンが誇る波形再現技術AL24プロセッシング・プラスも使用している。

本機の音はいわゆるAVアンプの壁をついに突破したかのようである。ともかく表現力が段違いだ。解像度とパワーに余裕がある。映画では、セリフの出方がずっしりと重い。その人の声が体そのものの響きだということを実感させる。効果音も切れがよく、厚い実体感が伴っている。

本機の鮮やかな変貌を何よりも強く訴えるのは、DVDオーディオ再生時だ。従来よりもはるかにレンジが広く、分解能が高い。スピーカーを意のままに操って、アンプ自身が演奏しているような生き生きとした質感だ。こんな表現を聴いたのは初めてといってもいい。2ch再生も、立ち上がりが速いだけでなく、その時のエネルギーも高いのだ。あらゆる音楽を聴き続けて倦むことがない、オーディオマインドに溢れた製品である。

(text:井上千岳)