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デノン、新DSP搭載のフラグシップAVアンプ「AVC-A1SR」を発売

2002/02/18
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AVC-A1SR
●(株)デノンは、「AVC-A1SE」の後継機となるAVサラウンドアンプ「AVC-A1SR」を3月中旬より発売する。価格は45万円。型番の「SR」には、Surround Referenceの意味が込められているという。

本機は、「AVC-A1SE」の独立ブロックシャーシ構造や回路デザインなどはそのまま継承し、同社が誇るサラウンド回路「New D.D.S.C.」をブラッシュアップすることにより、さらなる高音質化を実現した。

DSPチップはおなじみのSHARCだが、本機ではシリーズの最新チップ「21065」(通称:Hammerhead)を採用。100MIPSの処理性能を誇る高速チップだ。これを2チップ使用し、初段ではドルデジ/DTSなど各種サラウンドフォーマットの信号処理を行い、2段目ではTHXやEX用マトリックス処理、ベースマネジメントなどが処理される。

D/Aコンバーター、A/Dコンバーター、DIR(デジタル・インターフェース・レシーバー)などの各デバイスも一新された。ちなみにD/Aコンバーターはバーブラウンの「1738」が使用されている。

また、すべてのチャンネルが192kHz/24bitデジタル信号の入力へ対応するとともに、同社のプライベート伝送規格である「DENON Link」では、192/24入力に対応するのはもちろん、最大8chのマルチチャンネルPCM信号入力にも対応する。

さらに、アナログマルチチャンネル信号を入力したときにも、本体内部で192kHzサンプリングでA/D変換を行い、そのデジタル信号に対してDSP処理を行える。もちろん、このA/D変換はON/OFFの切り替えが可能。

「DTS-ES」「DTS 96/24」「Dolby Digital EX」「AAC」デコード機能の搭載に加え、THX ultra 2も含めた THXプロセッシング処理など、最先端のサラウンドフォーマットすべてに対応しているのも、フラグシップ機なら当然とはいえ心強い。

全チャンネル同一パワー同一レスポンス(実用最大出力275W(6Ω、EIAJ)というハイパワー)のパワーアンプが7チャンネル搭載され、音楽の純粋な原音再生から、映画やそれ以外のフォーマットを迫力豊かに再生する用途まで、幅広い使い方に応えられそうだ。(Phile-web編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドDENON
  • 型番AVC-A1SR
  • 発売日3月中旬
  • 価格¥450,000
【SPEC】●実用最大出力(6Ω、EIAJ)/フロント:275W+275W、センター:275W、サラウンド:275W+275W、サラウンドバック:275W+275W  ●消費電力/580W(スタンバイ時1W未満) ●最大外形寸法/W434×H216×D486mm ●質量/30kg