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公開日 2025/09/11 13:56
Pixelスマホでも年内に対応予定

iPhone 17に有機ELの「PWM」無効化機能、画面のちらつき問題に対応

多根清史
今週発表されたばかりのiPhone 17シリーズには、有機EL画面特有のPWM(パルス幅変調)によるちらつき問題を設定で無効化できる新機能が搭載されていることが明らかになった。

PWMとは、スマートフォン画面の輝度を調整するために、ピクセルを高速でオン・オフ切り替えする方式である。有機ELはバックライトを持たず自発光するため、明るさを下げるには光っている時間を短くする必要がある。具体的には、ピクセルを高速で点滅させ、点灯時間を減らせば暗く、増やせば明るく見えるという仕組みだ。

この点滅の周波数が低いと、人間の目にはちらつきが感じられやすくなり、眼精疲労や頭痛の原因になる場合がある。実際、大手掲示板Redditのサブレディット「PWM Sensitive」には、週あたり約1万6000人が訪問しており、この問題が広く知られていることが分かる。

米MacRumorsによれば、iOS 26のRC版(リリース候補版)には、iPhone 17シリーズのアクセシビリティ設定にPWMを無効化できるオプションが追加されているという。その説明文には「パルス幅変調を無効にすると、有機ELディスプレイを調光する別の方式が提供され、低輝度でもより滑らかな出力が可能になる。ただし、特定の条件下では低輝度ディスプレイの性能に影響する場合がある」と記載されているとのことだ。

なぜ新しいPWM設定がiPhone 17シリーズ限定なのかは不明だが、A19およびA19 Proチップの進化と関連している可能性がある。いずれにせよ、PWMによる不調に悩まされてきたiPhoneユーザーにとって、iPhone 17に買い替える理由の一つとなり得るだろう。

このPWM問題はAndroidスマートフォンでも報告されており、特にGoogleのPixelシリーズで繰り返し指摘されてきた。Googleも公式に認めており、「社内で問題を把握しており調査中。年内には何らかのアップデートを予定している」と説明している。

Source: MacRumors

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