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始めよう!アナログレコード入門:いい音のためにも大切!クリーニングとメンテナンス

公開日 2016/04/15 10:00 林 正儀
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■レコード盤のクリーニング

最後は大切なレコード盤のメンテナンスです。まず保存や取扱いのことをお話しすると、日の当たるところや湿気のあるところを避けるのはもちろんですが、必ず立ててレコード棚(またはケース)などに保管するようにしましょう。横に重ねたり、斜めにしてはいませんか?それは反ったり盤を傷めるもとですよ!

またレコードを再生するときの持ち方も、初心者は分からないかも知れません。盤面を直接手で触ってはいけません! 指紋などの汚れがついたりすり傷のもと。手の脂や垢がバクテリアの栄養分となってカビが生える原因になるのです。両手で盤の左右を持ち、そのまま静かにターンテーブルに乗せましょう。(B面をかけたいときは、そのままくるりと半回転させればよいのです)。そのときの注意としては、センタースピンドルをねらって迷わずセットします。

そして、ときどきは盤面のクリーニングをしてみましょう。レコードクリーナーは、ベルベットを貼ったもの(やはり乾式と湿式がある)が一般的ですが、ほかにもアームタイプのものや粘着ローラー式など色々あります。いずれにしても、デリケートな盤面に触れるわけですから、細心の注意が必要ですね。ゴシゴシやってはいけません。かといって、ターンテーブルの回転にまかせてただクリーナーを当てておくだけでは、不十分。ディスクをターンテーブルに乗せ、やさしくやさしく拭くように……。

ときどきは盤面もクリーニングして、汚れやホコリを除去しよう

先ほどの針先のクリーニングで拭く方向があったように、アナログレコードでも約束ごとがあります。「溝にそって」大きな円を描くような感じで拭きましょう。そう、CDが中心から放射状に拭くのがセオリーだったのとは対照的ですね。アナログ盤でこれをやってしまうと、ホコリが取れないばかりか、溝にキズをつけかねません。気をつけましょう。

それでも拭き残しはありますが、何回か繰りかえすうちにホコリが少なくなってくることがわかりますよ。きれいになった盤面は気持ちがよいものです。パチパチノイズや何となく歪みっぽいなあという感じがなくなり、高音質がよみがえるはずです。

また冬の乾燥した季節につき物なのが、帯電です。ビニールのレコード盤は帯電しやすく、これがチリやホコリを吸いつけて再生音を劣化させますね。できれば帯電防止スプレーなども常備したいものです。

というわけで、アナログ最終回の今回は、アナログレコード再生のたのめ各種アクセサリーを紹介しつ、クリーニングのノウハウを伝授してきました。冒頭にも書いたとおり、プレーヤーをいつもきれいにしておくことはアナログファンのマナー。そして、ひいてはハイクオリティな再生につながります! CDよりも格段に手間暇がかかりますが、そういった作業をひとつひとつ丁寧に行うことで、アナログレコードにいっそう愛着が湧いてくることでしょう。ぜひアナログライフを楽しんでくださいね。

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