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【特別企画】進化した「BASHテクノロジー」アンプを搭載

小型・多機能・高音質・・・時代が求めるアンプの姿がここに。ELAC「DS-A101-G」を聴く

公開日 2019/07/16 06:00 生形三郎
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映像コンテンツにも最適。セリフの音抜けがよく、明瞭感のあるサウンド

続いて、映像コンテンツのサウンドを確認する。本機はドルビーデジタル(2.1ch)にも対応し、映像ソースとの組み合わせも考慮されている。今回はApple TVでNetflixのストリーミング映像を再生し、HDMIでテレビに接続。テレビからの光デジタル出力をアンプ本体の光デジタル入力に接続する方法と、ネットワーク接続を使用してAirplay経由でデジタル入力する方法の2通りを試した。いずれも、セリフの音抜けがよく、明瞭感のある音で映画コンテンツを楽しむことができた。

セリフの音抜けがよく、明瞭感のある音で映画コンテンツを楽しむことができた

AirPlayによる再生も試してみた

しかしながら、テレビを経由する光デジタル入力と比較すると、デジタルソースを直接再生できるAirPlayの優位性は歴然であった。映画ならではの迫力ある重低音シーンの低域方向のレンジ感はもちろんのこと、要となるセリフの声の輪郭表現などが圧倒的に高音質化され、映画への没入感が著しく向上する。光デジタル出力を備えたプレーヤー等と組み合わせる場合はまた結果が異なるだろうが、AirPlayならiPadやiPhoneで再生した映像の音も本機から簡単に再生できる。AirPlayを利用することで、映像コンテンツもより一層優れた音質で楽しめるはずだ。

自動でクロスオーバー周波数と位相を調整する音響補正機能「Auto Blend」

最後に、エラックのサブウーファー「SUB2060D」を接続し、ABCテクノロジーによるAuto Blend機能を試した。この機能は、専用のアプリと、アプリがインストールされたスマートデバイス端末の内蔵マイクを使って、スピーカーとサブウーファーとのクロスオーバー周波数と位相を最適化するものだ。スピーカーとサブウーファーの完全な統合を図るために、200Hz以下の周波数特性が最適に補正されるという。早速、機能を使用して調整を試みる。

デバイスの内蔵マイクを使って測定を行う

調整機能は、スピーカーやサブウーファーのすぐそば、そしてリスニングポイントで、何回か測定作業を繰り返すだけですぐに作業が完了する。調整完了後、「AUTO BLEND」機能をONにしてNetflix動画を再生してみたところ、確かに低域部分の位相感が向上し、より明瞭な低域再生となっていることを確認できた。

再び「AUTO BLEND」機能をオフにして再生してみると、低域成分の定位感や実体感がやや散漫になる。サブウーファー再生で陥りがちな、設置環境などの影響による不明瞭な低音表現が抑えられる。サブウーファーを組み合わせるなら、常時オンにしておきたい優れた機能である。

なお、専用アプリでは、アンプのボリューム調整や入力切り替えのほか、トレブルやベースなどのトーンコントロール、そして左右バランスやサブウーファーのボリュームなど、様々なコントロールが可能となっている。本体のファームウェアアップデートもここから実施できる。

アプリからは様々な調整やコントロールが可能だ



以上、DS-A101-Gは、現代のライフスタイルに沿ったオーディオ/AV再生を心地よく実現できるプロダクトであることが体感できた。それはすなわち、BS312 Jubileeなどのコンパクトなブックシェルフスピーカー、もしくは同社Debutシリーズなどやそれに準ずる手頃なスピーカーと組み合わせて、良質な音楽再生とAV再生システムを極めて簡潔に構築することができる快適性だ。

置き場所スペースやコストを抑えて、音楽コンテンツ、そして映像コンテンツを良質な音で楽しみたい。そんなニーズに120%応えてくれる製品が、このDS-A101-Gであるといえる。

(生形三郎)



特別企画 協力:ユキム

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