多機能一体型レシーバー

新生ティアック初フルサイズ機の出来映えとは? “Reference 7”第一弾「NR-7CD」レビュー

土方久明

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2017年02月17日
今からレビューするのは、ティアック新ライン “Reference7”の新モデル「NR-7CD」である。

本機はネットワーク/CD/USB/Bluetooth対応レシーバーで、いわゆる一体型モデルだ。

TEAC“Reference7”「NR-7CD」

「なんだ、一体型か」などと思ったとしたら、もったいない。本機は新生ティアックとして初となる、フルサイズのオーディオ機器である。また想定売価も42万円前後と、同ブランド史上最も高価なコンシューマー向けオーディオ機器だ。それだけに内容も非常に充実している。ティアックが今持てる技術を全て投入し、満を持して送り出す1台なのだ。

音元出版の試聴室に入ると、すでに「NR-7CD」が設置されていた。シルバーの精密感ある筐体に、優艶なオレンジ色に光るパワーメーター。そして3次元的な曲線で構成されるサイドパネル。これまでのティアック製品とは趣を異にした優美なデザインだ。

「NR-7CD」と土方久明氏

美しく光るパワーメーター。明るさを調整したりオフにすることも可能だ

同社ではこのデザインを「NEW VINTAGE」と呼んでいる。置くだけで設置した部屋を美しく見せてくれるような、存在感のある筐体だ。

本機のデザインスケッチ

横幅は約43センチのフルサイズながら、天板の広さはちょうどA3サイズと奥行きを抑えてある。これであればAVラックや本棚などにも設置しやすいはず。重量は13.4kg、シャーシを軽く叩いたり、持ち上げてみたりして試したが、剛性は驚くほど高い。これまで様々なティアック製品と接してきたが、これまでとは異なるフォームファクターとコンストラクションに期待が高まる。

多彩な再生能力と豊富な入力端子

まずは入力周りから確認してみるが、レシーバーということもあり豊富な入力端子を備える。大きな特徴はCD再生が可能なことだが、デジタルファイル再生も充実している。NASと組み合わせてのネットワーク再生、USBメモリー再生、TIDAL、Qobuzなどのロスレスストリーミング再生、Bluetoothからの再生など多彩な機能を持っている。

ネットワーク/USBメモリからの再生は、最大384kHz/32bitのPCMと5.6MHzのDSDに対応可能(ただし352.8kHz/384kHz、32bitはそれぞれ、(192kHz/24bit)にダウンコンバートされ再生される)。

さらに光デジタル入力と2系統の同軸デジタル入力により、ゲーム機やテレビの音声入力もできるほか、RCAアナログ入力も備えており、最近増えているフォノイコ内蔵レコードプレーヤーなどとも接続できる。

本機の背面端子部

このように対応ソースの多さがNR-7CDの特徴の一つだ。しかも、ただ単に再生機能を備えているだけではなく、各々に高級製品らしい音質・機能的な配慮がなされている。これについては各試聴パートで解説したい。

「NR-7CD」に搭載されたテクノロジー

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