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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第166回】iPhone 7に最適? 普通のイヤホンをBluetooth対応にするケーブルを試す

2016/09/23 高橋敦
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■さよならイヤホン端子…で、どうすれば?

連載前回でも色々と述べたように、iPhone 7およびiPhone 7 Plusでは従来の形でのイヤホン端子、3.5mmステレオアナログ音声出力端子が廃止された。ポイントを改めてまとめると、

●3.5mmアナログイヤホン出力端子は廃止
●Lightning接続の「新EarPods」(純正イヤホン)が付属
(EarPods with Lightning Connector)
●既存のイヤホンを使うための変換アダプタも付属
(Lightning - 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタ)
●ワイヤレス接続&多機能の新イヤホン「AirPods」が登場
(現時点で「Bluetooth」との記載は見当たらない)


ということになったわけだ。となると既存のiPhoneユーザーの方の中には、

「お気に入りのこの○万円のイヤホン使えなくなるの!?」
「でもブラックかっこいい!カメラもすごそう!Suica!」
「でもこの○万円のイヤホン使えなくなるの!?」


…的なループに陥ってしまった方もいるかもしれない。

もちろん対応策として、前述の「Lightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」が同梱されるし、あるいは「Lightning接続対応ポータブルアンプ」を導入するという選択肢もあるだろう。

しかしこれまでイヤホンはハイエンドを使いつつも、ポータブルアンプや単体音楽プレーヤーではなく、iPhoneとイヤホンだけで音楽を聴くことを選んでいたユーザーの中には、例えばこういう判断をしていたという方も少なくないのではないだろうか。

「ポタアンもプレーヤーも使ってるけど、それらを持ち出すほどでもないちょっとした外出のときに使うのがiPhoneでの音楽再生。だから変換アダプタとかポタアンとか、身軽さや取り回しを損なうものは自分にとっては本末転倒になってしまう」

そんなユーザーに紹介しておきたい選択肢、アイテムがこちらだ。Westone Bluetoothケーブル「WST-BLUETOOTH!」(実売19,800円くらい)。


Westone Bluetoothケーブル WST-BLUETOOTH。こちら側にMMCX端子

逆側の端は…プラグとかない!

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