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<山本敦のAV進化論 第98回>

“全録レコーダー”でオリンピックを徹底攻略。パナソニックの最新「全自動ディーガ」を試す

2016/07/13 山本 敦
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■五輪をフルで楽しむために“全録”レコーダーを活用

今回試した“全自動ディーガ”「DMR-BRX7020」

4年に一度のスポーツイベント、夏のオリンピックが開幕する8月6日が間近に迫ってきた。開催地のリオデジャネイロには物騒な雰囲気も漂っているようだが、選手たちの安全を信じて活躍を期待したい。

今回、リオ・オリンピックのテレビ放送はNHKと民放局がかなり力を入れて展開する。民放局はオンラインにオリンピック公式競技動画を配信する「gorin.jp」を今年も立ち上げて、大会期間中にハイライト動画やライブ中継を公開する。NHKはスマホアプリ「NHKスポーツ」により、期間中2,000時間を超えるライブストリーミング配信を実施する。

もはやPCやスマホがあれば、オリンピックのハイライトはフォローできそうなほどオンラインコンテンツが充実しているが、より優れた画質や映像のアーカイブ化も視野に入れるなら、やはり録画機も活用してのぞみたい。

ブラジル・リオデジャネイロは地球の裏側、マイナス12時間の時差がある。競技の模様を生放送で見られるのは主に日本における深夜になるため、めあての競技、選手の活躍、名シーンを逃さずチェックするためにもレコーダーの準備が欠かせないと言える。

そこで今回は、パナソニックの「最大10チャンネルのテレビ放送が、28日間全部自動録画できる」BDレコーダー、“全自動・ディーガ”「DMR-BRX7020」を活用し、オリンピックのテレビ放送を快適に録画・視聴する方法を探ってみたい。

必要なインターフェースをコンパクトにまとめた背面端子部

■鍵を握る「チャンネル録画」と「リモート視聴」の使いこなし

パナソニックから発売された最初の“全録”対応BDレコーダーは、地デジ/BS/CSから最大6chの全録ができる2013年春モデルの「DMR-BXT3000」だ。パナソニックでは当時から内蔵HDD、あるいは外付けUSB-HDDにテレビ放送のチャンネルをまるごと録画する機能を「チャンネル録画」と呼んでいるが、そのチャンネル録画対応のBDレコーダーは3年間に大きな進化を達成して、最新世代となるBRX7020では簡単な初期設定、録画・視聴の手軽さを実現。“全自動”の魅力をさらに強くアピールしている。

チャンネル録画の初期設定。地域に合わせてスキャンした局から自動録画をするチャンネルを選ぶ

全自動録画対応のディーガはチューナーの数と内蔵HDDの容量が異なる3機種がラインナップしている。今回テストしたBRX7020は全11基のチューナー(地デジ/BS/CS兼用×6、地デジ専用×5)と、7TBのHDDを内蔵する最上位機種だ。

録画モードを設定。より詳細に設定することもできる

BRX7020は追加チャンネルは2局まで選べるが、通常録画やリモート視聴に制約が発生する

本機では録画モードの画質が小刻みに設定でき、最低画質の15倍(1.6Mbps)に設定すれば、10チャンネルの番組を28日間まるごと録画できる。オリンピックの本開催期間が8月6日から8月22日までになるので、その間は十分にカバーできる計算だ。また全録を行う局数を絞れば、その余力を画質向上に向けることも可能だ。

チャンネル録画を実行する時間帯も細かな設定が可能

チャンネル録画の番組リスト

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