モニターながら低域の量感も充分に備える

AKGスタジオモニターの最高峰モデル「K271 MK II」レビュー

野村ケンジ

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2016年04月15日
■高音質を追求した密閉型スタジオモニターヘッドホン

AKGスタジオモニターヘッドホンシリーズの最高峰にして、リファレンス的なポジションに位置するモデルがこの「K271 MK II」だ。密閉型ハウジング構造をもつ「K271 STUDIO」をベースに、独自の最新技術を投入することで、さらなるハイクオリティサウンドを追求している。

K271 MK II

ちなみに、ドライバーはプロ用モデルのために開発された「XXLトランスデューサー」を継承。これに、振動板の厚みを中心部と外縁部で変えることで不要な振動を抑える「バリモーションテクノロジー」や、振動の減衰特性が異なる2つの素材を組み合わせて使うことでクリアでキレのある中高域再生を実現する「Two-Layerダイアフラム」技術を搭載。

さらに、密閉型特有の低域の膨らみを低減する「バスチューブ機能」を内蔵しつつ、内部構造の最適化やパーツの再吟味などを徹底的に行うことで、さらなるクオリティアップを果たしたという。

■スタジオモニターらしいユーザビリティ

いっぽうユーザビリティに関しては、「さすがスタジオモニター」と言いたくなるプロ仕様ならではの内容が盛り込まれている。

まず、Kシリーズのアイデンティティのひとつといえる、事前調整の必要なく自動的にベストフィットなポジションとなってくれる「セルフアジャスト機能」付のヘッドバンドを採用。さらに、頭から外すと自動的に出力をミュートして音漏れを防止する「ミュート・スイッチ機能」も装備されている。

ヘッドバンドには「セルフアジャスト機能」を装備する

ケーブルは、スタジオモニターとして当然のごとく着脱式。コネクターは3pinミニXLRと、「K240 MK II」や「Q701」と同じ。

ケーブルは着脱式

コネクターは3pinミニXLRを採用している

ヘッドホンケーブルは3mストレートと5mのカールコードが付属する。どちらもケーブル素材にOFCを採用するなど音質には充分な配慮が為されていて、クオリティ面でも十分といえるものだが、せっかく交換が出来るのだから、AKG純正アップグレードケーブル「C200」(詳細はこちら)などを試してみるのも面白いかもしれない。

ケーブルは、ストレートタイプに加え、カールタイプを付属

プラグ部は3.5mmステレオミニを採用。付属の変換アダプターで6.3mm標準ステレオにも対応する

強化された音質をチェック

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