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AKGの高コスパイヤホンK324P/K374の後継機は?最新モデル「N20」と比較!

2015/12/25 ファイル・ウェブ編集部
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あなたが初めて買ったイヤホンは何ですか? 気に入りすぎて、壊れては買い直し…というのを繰り返したモデルはありますか?

2007年に発売されたAKGのカナル型イヤホン「K324P」は、きっと多くの方にとってそんなモデルだったことでしょう。カナル型タイプの走りの時期に登場し、実売1.1万円というお手頃価格ながら、音の良さで多くのファンを獲得しました。しかし2009年頃に惜しまれつつ生産終了。約6年経った今も、購入したいという声が挙がっています。

AKG「K324P」(2007年発売)

そして「K374」は、フラグシップ機「K3003」の流れを汲む入門機として2012年に登場。「K324P」よりもさらにお手頃な実売7,000円という価格と、質感の高いアルミ製ボディ、AKGらしいサウンドをしっかり聴かせてくれる音づくりによって人気を博しました。しかしこちらも、2014年春に生産完了となりました。

AKG「K374」(2012年発売)

「K324P」と「K374」。惜しまれつつ生産終了した人気モデルのユーザーで「買い替えたいのに買えない」「中古も出てない」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。

昨今、新「Yシリーズ」「Nシリーズ」をリリースし、新たな一面を切り拓いているAKGのイヤホンラインナップ。Nシリーズの最新モデル「N20」はK324P/K374の代わりにならないのか?という疑問がわくのは自然な流れですよね。というわけで今回、ライターの岩井さんとともに、K324P/K374/N20の違いと進化点を整理してみました。

AKG「N20」(2015年発売)


高コスパイヤホンと評判だった「K324P」と「K374」
いまだに後継機を探している人も。


― 「K324P」と「K374」って、人気モデルでしたね。編集部員でも「音が良いと薦められて最初に買ったイヤホンだった」とか、「自分も持ってた!」「気に入りすぎて何台も買い替えた」っていう者が何人もいました。

岩井:そうですね。K324Pは価格も手ごろだし、AKGらしい高域の芯がハッキリしたサウンドで、iPodの付属イヤホンからの次の一歩にぴったりのモデルでしたからね。K374はさらにお手頃な1万円を切る価格なのに外観は安っぽさがなくて、すごくコストパフォーマンスが高いモデルでした。

― 実際、いまだに買い替えしたい!でも売ってない!って方は多いみたいですね。Googleで検索すると候補に「K324P 後継機」とか出てきますし、探している方が多いんだなあと…。でも廃番になっちゃってるし、中古でもほとんど出てないですね。実際今回の取材用にK324Pをネットで探したんですけど、全然見つからない! いろんな編集部員の家を探し回って、ようやく発掘したんですよ。ケーブルが経年劣化でボロボロになっちゃったやつですけど…。

K324P(編集部員私物)。購入時期は2008年のため、ケーブルが経年劣化でボロボロに…

岩井:そう、このケーブル、時間が経つとこんな風に樹脂が劣化して汚なくなっちゃうんですよね。

― ネットで買うと非正規品だったりする可能性もあるしで、買い替えたいと思ってる人は困ってると思うんですよ。

で、ここから疑問なんですが。

AKGのイヤホンって最近かなり入れ替えが行われていますよね。「K374」も今年春に廃番になって、新しい「Yシリーズ」「Nシリーズ」が登場しました。そのラインナップのなかで「K324P」「K374」に当たるようなモデルって、価格的には「N20」になると思うんです。じゃあ音的に「N20はK324P/K374の後継機と言えるのか?」というのが、すごく気になるポイントだと思うんです。


岩井:YシリーズとNシリーズはAKGの新基軸ですよね。Yシリーズは「Young Pro」の意味で、デザインと音質の融合を図っているのが特徴。イヤホンのラインナップは今のところ3,000〜5,000円くらいのエントリーに振っています。

一方Nシリーズは「Neue(英語でNew)」を意味する「全く新しいプレミアムシリーズ」。イヤホンは今のところ「N20」だけで、直販14,480円(税抜)なので「K324P」「K374」の少し上の価格帯になりますね。確かに価格的には、「K324P」「K374」に当たるようなモデルは「N20」だと言えると思います。

次ページK324P/K374/N20、それぞれのサウンドの違いを探る!

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