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【特別企画】鴻池賢三がテスト

4K AQUOS「UD20ライン」実力検証 − 4K放送もVODも見られる“4Kフル対応”機

公開日 2014/06/18 11:20 鴻池賢三
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2014年夏、シャープは、4K放送時代を見据えた新しい4Kテレビ、AQUOS UD20ラインを投入する。いずれもHDMI 2.0対応による4K/60p入力および、著作権保護規格のHDCP 2.2に対応。同時期に発売する、4K試験放送が受信可能なAQUOS 4Kレコーダー「TU-UD1000」の映像をそのままのクオリティーで映し出せるほか、将来登場するであろう各種4K映像ソースへの備えも万全だ。

4K AQUOS UD20ラインが登場する

4Kへの先進的な取り組みが「UD20ライン」の特徴

AQUOS UD20ラインは3モデルを用意する。画面サイズとモデル名は70型「LC-70UD20」、60型「LC-60UD20」、52型「LC-52UD20」となる。その最大の特徴は、4Kコンテンツに取り組む強い意欲と、驚異的なまでに素早い対応スピードだ。

4K AQUOS UD20ライン。左から70型「LC-70UD20」、60型「LC-60UD20」、52型「LC-52UD20」

前述のように、UD20ラインはHDMI 2.0/HDCP 2.2に対応しているので、6月2日に開始されたばかりの4K試験放送「Channel 4K」が視聴できる。さらに、NTTぷららが展開するVODサービス「ひかりTV」にも対応し、同社が2014年10月からサービス開始する予定の4K VODサービス「ひかりTV 4K」にも業界で初めて対応した。4K放送と4K VODに両対応している4Kテレビは、国内ではUD20ラインだけだ。

AQUOS 4Kレコーダーで録画した4K試験放送「Channel 4K」をUD20ラインで視聴できる

NTTぷららが2014年10月に開始する予定の4K ひかりTVサービスにも対応予定だ

余談だが、シャープは4K、そしてその先の8Kに向けた研究開発にも注力している。8Kをメインテーマに掲げた2014年のNHKの技研公開では、8Kカメラや8K伝送技術の成果を表示する8Kモニターの座を独占するなど、圧倒的な存在感を放っていた。シャープは液晶パネルから研究開発を行っている数少ないメーカーであり、過去も現在もそしてこれからも、放送の進化とともに進化する稀少な存在だ。UD20ラインには、時代を先取りするシャープならではの先進性が随所に詰まっているのだ。

UD20ラインに搭載された高画質化技術

放送の進化とともに歩むシャープが、本格的な4K放送時代を見据えて送り出すUD20ラインは、最新の受信システムやインターフェイスの先取りにとどまらず、画質面でも新時代を予見している。

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