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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第62回】高橋敦、ガチ購入! GENELECのパワードモニター「6010B」導入ストーリー

公開日 2013/10/04 11:49 高橋敦
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GENELECスピーカーの中で最もコンパクトな6010Bの魅力に迫る

1978年にフィンランドで設立されたGENELECは、録音スタジオや放送局に向けたモニタースピーカーの分野で高い評価を受けているブランドだ。現在では一般的なパワードモニター(パワーアンプ内蔵モニタースピーカー)という形態を先頭を切って主導したブランドとして特に知られる。

そのラインナップの中で最もコンパクトなモデルが、今回僕が導入した6010B(6010BPMと表記されることもある)だ。まずはデスクトップ設置で絶対的に重要な、その実際のサイズ感を確認しておこう。ちなみにスペック的にはウーファー口径が73mmで筐体寸法は幅121×高さ181(スタンド含めて195)×奥行124mm。

MacBook Air 11インチと並べるとこの程度のサイズ感で実にちょうどよい

木彫りのクマと並べてもこの程度のサイズ感で実にちょうどよい

僕のデスクは幅900mm×奥行450mmだが、ノートパソコンと一緒にそこに設置しても圧迫感はない。左右も奥行も余裕を持って設置できる。さすがメーカー曰く「ウルトラ・コンパクト・サイズ」だ。

そして設置して改めて見てみるとこのスピーカーのデザインは形状も質感も実によい。キャビネットはアルミダイキャスト製で優美な曲線を描いており、その表面はマットなブラック仕上げ。微かなパールの輝きも混じるが、あくまでも微かなのでうるさくない。

そしてこのキャビネット形状は、音の回折現象の最小化、そして指向特性の最適化を求めたデザイン処理の結果として、ここに行き着いたとのことだ。必然性のあるデザインならではの無駄のない美しさが実現されている。

鋳造で曲線的でボリューミーなこの佇まい。そうです!リック・ディアスの脚部装甲っぽい雰囲気です!

トゥイーター周辺の滑らかな窪みの造形は高音の指向特性を最適化する「DCW(Directivity Control Waveguide)」技術

そしてこのキャビネットは手にすれば伝わってくる強烈な頑強さも持たされており、アンプも内蔵するため全体の重みもずっしりと来る。それもまたモノとしての存在感を高めている要素のひとつだ。

キャビネット底部には接地脚部となる「Iso-Pod」が装備されている。ゴム系の素材で振動を遮断すると同時に、設置の上下角度を調整できる機構も搭載されていることがポイント。デスクトップ設置ではやや上向きに設置することで、耳に対してよりストレートに音を届けることができる。

Iso-Pod。ワイヤーに沿って全体をスライドさせる単純な仕組みで角度調整を実現

背面バスレフポートも曲線的な処理。空気の流れを滑らかにして風切り音を弱める等の役割と想像できる

次ページテンションMAX! 引き続き6010Bの魅力を語る

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