ELAC、JET V採用ブックシェルフSP「BS 314」− 細部をリファイン

公開日 2013/10/24 18:32 ファイル・ウェブ編集部
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BS 314
ユキムは、同社が取り扱うELACのブックシェルフスピーカー「BS 314」を11月1日に発売する。価格は693,000円(税込・ペア)。

従来モデル“300LINE”「BS 330」の後継機に位置づけられるモデルで、新設計の180mm AS-XR LLDCONEウーファーと、JET Vトゥイーターを搭載する2ウェイ・バスレフ型。

トゥイーターのJET Vは従来の「JET III」から刷新しており、リング部およびバッフル面を全てアルミダイキャスト製に変更している。開口部も5ギャップから4ギャップデザインに変更することで、放射特性を改善した。振動板には従来と同じカプトンを仕様しているが、アルミ電極パターンをより細く改良したことにより、振動板の実行面積を20%拡大。これにあわせ、磁気回路もより強力なものに変更した。さらに、電極パターンを変更することで振動板自体も軽量化した。以上の改良により、共振周波数を抑えたという。

さらに、330とキャビネットサイズは同一ながら、ウーファーサイズを大型化している点がポイント。ウーファーは本機用に新設計されたもので、クルトミューラーから供給を受けるセルロース・パルプとアルミのハイブリッド振動板を採用。プレスされるクリスタルラインのパターンも新たに最適化している。バッフル面はアルミダイキャストネオジウムマグネットを円形状に配置したLLD仕様を採用する。

そのほか、ボイスコイル内径を拡大しているほか、共振周波数近くの振動を抑えるためのアルミニウムリング配置、アルミとパルプを張り合わせるグルー素材の見直しなど、徹底的なリファインを行っている。

また、ネットワークも見直しており、従来モデルで採用していた空芯コイルを投入しつつ、新パーツも搭載。トゥイーターセクションには「MPT(ポリプロピレン・フィルム・コンデンサー)」、ウーファーセクションには「MKT(金属処理されたポリエステル・フィルム・コンデンサー)」を採用している。

クロスオーバー周波数は2,700Hz。定格入力は80Wで、最大入力は120W。周波数特性は40Hz〜50kHzとなる。能率は87.5dB(2.83V/1m)。インピーダンスは4Ω。

本体サイズは188W×278H×325Dmmで、質量は10.5kg。キャビネットは7.5mm厚のアルミ押し出し材を用いており、独自形状により堅牢性を高めたうえ、内部容量を広く確保した。また、サイド部には3本の凹凸を配置しており、ウーファーの振動を抑えている構造としている。

スピーカーターミナルは、400LINEと同じ最新の「ソリッド・メカニカル・バインディング・ポスト」を採用。シングルワイヤリング接続に対応する。

【問い合わせ先】
ユキム
TEL/03-5743-6202

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  • ジャンルスピーカーシステム
  • ブランドELAC
  • 型番BS 314
  • 発売日2013年11月1日
  • 価格¥693,000(税込・ペア)
【SPEC】●型式:2ウェイ・バスレフ型 ●クロスオーバー周波数:2,700Hz ●周波数特性:40〜50,000Hz ●能率:87.5dB(2.83V/1m) ●インピーダンス:4Ω ●外形寸法:188W×278H×325Dmm(グリル装着時) ●質量:10.5kg