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進化したカメラ性能を「Xperia Z」「iPhone 5」と比較

<IFA:レビュー>ソニーの最新・最上位スマホ「Xperia Z1」ハンドリングレポ

公開日 2013/09/05 18:20 折原一也
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ソニーモバイルコミュニケーションズは、ドイツ・ベルリンで開催されているIFAプレスカンファレンスにて、Xperiaシリーズの最新ハイエンドモデル「Xperia Z1」を現地時間の4日に発表した(関連ニュース)。本機は日本も含めたグローバルで投入予定のモデルで、開発コード「honami」などのリーク情報も事前に出ており注目を集めていた。

ソニーグループの総力を結集したというXperia Z1を、プレス向けイベントでハンドリングすることができた。本機のファーストインプレッションを、筆者が普段から使っている現行機種「Xperia Z」、そして「iPhone 5」と比較しながらお伝えしていきたい。

ソニーモバイルの最新ハイエンド端末「Xperia Z」をハンドリング

Xperia Z1を手に持ってまず印象的だったのは、アンテナを一体化した、アルミ削り出しフレーム採用のボディだ。高級感のある手触りはXperia Zと明らかに異なる。また、Xperia Zがやや角ばった一枚板のようなデザインだったのに対し、Xperia Z1は角が丸められており、5インチ液晶端末ながら、手によく馴染む。

Xperia Zの139×71×7.9mm/146gに対し、Xperia Z1は144.4×73.9×8.5mm/170gと大きさ、質量ともに上回るが、体感上はより小さく軽く感じる

ディスプレイは5.0インチのフルHD液晶。サイズ面ではXperia Zから変更はないが、新たに「トリルミナスディスプレイ for mobile」を採用。肌色は忠実に再現しつつも色域は広がった印象で、特に写真や動画はXperia Z以上に鮮やかな発色で視聴できた。動画再生時に「X-Reality for Mobile」による超解像が働くのはXperia Zと共通だ。

なお公式発表ではそれほど取り上げられていなかった点だが、本機ではステレオスピーカーが本体下側に内蔵され、音の明瞭感が向上。従来機のXperia Zのユーザーとして不満を感じていたポイントだけに、うれしい改善だ。

イヤホンジャックをむき出しの状態で防水性を確保

本体下部にスピーカーを搭載し、音の広がりもしっかり出る

基本スペックについては、メインチップがXperia Zでの「APQ8064 1.5GHz(クアッドコア)」から、Xperia Z1では「MSM8774 2.2GHz(クアッドコア)」にグレードアップ。内蔵バッテリーはXperia Zの2,330mAhから3,000mAhへと強化された。Android OSのバージョンは、4.1から4.2.2に更新された。このように、全体のスペックの底上げが図られている。

会場ではSmart Watch 2と接続によるデモも実施

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