[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第13回】ハイレゾ音源を持ち歩こう!− FLACファイルのiPhone同期術

高橋敦

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2012年08月17日
■ハイレゾ音源を持ち歩こう! FLACファイルのiPhone同期術を紹介

ハイレゾ音楽配信サービスから購入したハイレゾ音楽ファイル。皆様それぞれの環境で楽しんでいることだろう。現在96kHz/24bit再生に対応したオーディオ機器はもう一般的で、2万円程度のUSB-DAC搭載ヘッドホンアンプもハイレゾ対応だったりするので、敷居は低い。ハイレゾを満喫することはもはや難しいことではないのだ。自宅では…

となると次に考えるのは自宅の外でどうするか。せっかく購入したハイレゾ音楽ファイル。特に気に入った曲があれば、それは自宅の内外を問わずにいつでも聴きたい。

ところがポータブルな音楽再生アイテムの多くは、標準の音楽再生機能ではハイレゾファイルの再生に対応していない。

例えばiPhoneやiPadの場合、まずFLACファイルはiTunesに登録さえできない。そこでファイル形式をAppleロスレス、AIFF、WAVに変換してみると、96kHzのファイルであってもiTunesに登録できて再生できるようにはなる。しかし、iPhoneやiPadへの転送はできないのだ。

iPhone 4に96kHz等のハイレゾな曲を同期・転送させようとすると、iPhoneではサポートされていないサンプリング周波数である旨が表示され、転送できない

ではどうしたらいいのか?

今回はそこの対策を考えていこう。iOSデバイスの場合を例に話を進めていくが、以下の考え方はAndroidデバイスにも通用する。

【対策その1】Appleロスレスなど別形式に変換して持ち歩く

対策のひとつめは、ハイレゾ音楽ファイルをiOSデバイスで再生できる仕様および形式に変換すること。48kHz/24bit以下、形式をAppleロスレスなどに変換すれば、変換後のファイルをiTunesに登録してiOSデバイスに転送できる。

この際のサンプリング周波数は、元のハイレゾ音源のサンプリング周波数が88.2kHzなら44.1kHz、96kHzなら48kHzとするのが妥当だ。変換にはPCで動作する変換ソフトを利用する。

Macなら以前にリッピング用としても紹介した「XLD」が、変換後のkHz/bitの指定もきっちり行えて、この用途にもぴったり

Appleロスレスへの変換には対応しないものの、「AudioGate」はWindowsでもMacでも利用できる

この方法の利点は、最初に変換さえすれば、あとはiTunesでもiOSデバイスでも、他の音楽ファイルと同じように取り扱えるということ。特別なアプリの導入や特別な操作手順は必要ない。

しかし一方、この方法は変換の手間がかかる。「サンプリング周波数を落とす」という音質面ではネガティブなことに手間をかけるのは、気分が乗らない方もいるだろう。そこで次は、FLAC形式のまま同期できる方法を紹介しよう。

次は「FLAC形式のままで」iPhone/iPadで楽しむ方法

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