[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第7回】iTunesじゃ満足できない! CDを高音質リッピングするおすすめソフト

高橋敦

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2012年06月29日
■iTunesより高いリッピング性能 − CDの読み込みには“強力なリッピングソフト”を使いたい

前回は、音楽CDから音楽ファイルを読み込む、いわゆるCDリッピングの際の形式とビットレートの設定について確認した。今回はもう一歩踏み込んで、リッピングに使うソフトについて考えてみる。

iTunesなど、音楽ファイルの管理から再生までを一本でこなせるソフトを使っている場合には、リッピングもそのソフトで行うのが一般的だ。

だがご存知の方も多いだろうが、世の中にはリッピング専用のソフトが存在する。また、オーディオ形式変換ソフトでリッピング機能を持つものも存在する。リッピング時にはそれらを使うという選択肢もあるのだ。

しかし、iTunesとかだけで完結させられる作業を、わざわざ他に別のソフトを用意してそっちでやる必要があるのだろうか? めんどい! めんどいよっ!

…まあもちろん記事の流れとしては「めんどくてもやる価値があるんですっ!」ということになるわけで、小芝居は早々に切り上げて早速その理由を説明しよう。リッピング専用ソフトなどの利点は、それらがiTunesなどより強力なリッピング性能を持っていることにあるのだ!

■だから僕は“強い”リッピング専用ソフトを使う

…唐突に力強く断言だけされても困るだろうから、さっそく具体的な効果とそれを実現する仕組みについて見ていこう。

具体的な効果としては、CDからのリッピングの際に、ディスク盤面の細かな傷や汚れなどが原因で発生する読み込みエラーによる、瞬間的なノイズや音飛びを回避できる可能性が高まる。

それらの音跳びやノイズはほんの瞬間的なものなので、実際に聴いて気になることはないかもしれない。しかしその存在は気持ちの良いものではない。回避できるならば回避しておきたいところだ。そういったわずかな違いを積み重ねて万全の音質を求めるのも、オーディオのひとつの道である。

本記事でお薦めする“強力”なリッピングソフトは、「ディスクのデータの同じ箇所を複数回読み込んで検証する」「エラー発生箇所には複数回のデータ読み込みから推測される妥当な値を代入する」などの処理を行うことによって、上述のようなエラーを回避する。つまり、より執拗な読み込みとそれに基づくエラー訂正によって、読み込みエラーを可能な限り回避し、妥当な訂正を施してくれるのだ。

ただしその代わりに、iTunesと比べてリッピングに要する時間は長くなる。それについては後ほど検証しよう。

高橋敦のお薦めリッピングソフトはこれだ!

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